僕たちは……大丈夫だよね。#14『護る力と闘う力』 - 何もかも、今に始まったことじゃない。

台風でバイトなしになったから書くわ。この悲劇に関してはTwitterを見て。

みんな知らないと思うんですが、僕ってウルトラマンが好きなんですよね。

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『ウルトラマンタイガ』

第14話『護る力と闘う力』

f:id:guren_ex:20191012231547p:plain — 最近ちょっと思春期なタイガくんです。

アバン。激しい感情に襲われるタイガ、これは夢なんでしょうか。

OP。今回から二番です。今すぐできることってなんだろう。もっと大きくなりたい。メビウスやギンガでのタロウを想起させる歌詞がかなり良い！こだわりが凄いです。

CMで次回以降のネタバレを受けましたがかっけぇぜ。

で本編。ヒロユキくんも頭痛を訴えています。そして誘拐。E.G.I.S.メンバーはかなり早い段階で気付いて追跡を開始します。

ヒロユキが目を覚ましたのは暗い空間。身体ごと縛られタイガアクセサリーも回収されていました。タイガたちを兵器と言われ激昂するヒロユキ。イルトと名乗る男はヒロユキの返答に納得、事情を知る権利がヒロユキにもあると認めると昔話を語りだします。

f:id:guren_ex:20191012235811p:plain — 今日の不審者。

不気味な不審者のことは後に回しましょう。どうせ今回の黒幕です。

そしてピリカの超絶技巧をも凌駕するイルトの電波妨害。ヒロユキがタイガであることを知ったうえでの計画的犯行、こいつはなかなかやる男です。ハッキングされちゃってもなんやかんや特定できるのが流石って感じです。

はい昔話。

遠い星の話。怪獣被害にやられている惑星を守るために旅の科学者が兵器を作り出し、人々はそいつを守護神と呼ぶようになったらしい。数々の守護神を作り出し、宇宙は平和になった……かと思われました。が、百年後科学者が様子を見に来た時守護神は暴走し互いに攻撃し合い、文明は滅んでいたのです。当然旅の守護者とはイルト本人。

f:id:guren_ex:20191013000546p:plain — 護るための力。

イルトは守護神を破壊して回っており、その一体が地球にやってきた。護るための力が暴走するというおぞましい体験をしたイルトはタイガたちをそういう意味で危険視していたのですね。これまでの経験上協力するより隔離する方が楽だったのかもしれません。回収が終わるまでは拘束するらしいですが、悪意はなさそうなので良い人。

ここでピリカがハッキングから逃れます。そして不審者霧崎さんは警察に囲まれるもアウトオブ眼中。散々惑わせた挙句惑星守護神ギガデロスを召喚します。やっぱお前が黒幕か。警官可哀想だな……お仕事してただけなのに……。

f:id:guren_ex:20191013154706p:plain — う、ウルトラマンマックス……！

ウルトラマンマックスを思わせるテロップでの怪獣紹介、これは嬉しい。今後も続くのでしょうが、なんなら序盤の方でも見たかったですね。そしてアヌビス神を思わせるシルエットに強敵として有名なメフィラス星人とゼットンを折衷したかのようなデザイン。これはゾクゾクする新怪獣です。右腕の巨大な剣や左腕のガトリングに痺れますね、子供の好きなものをギッチリ詰めてきてます。

f:id:guren_ex:20191013154803p:plain — 中学生のころに霧崎と出会ってたら絶対真似してた。

追跡してきたホマレを突き放しテレポートしてきたイルトとヒロユキ。イルトは必死に訴えるヒロユキを止めるが、突如現れた霧崎にキーホルダーを奪われてしまい戦地へ。明らかに何かを画策している霧崎。イルトも可哀想です。ヒロユキは最初に声が聞えたフーマに変身、バディゴー！　竜巻で攻撃していながら背後に迫るという相変わらずの忍者戦法。ヒューマノイド型のギガデロスとの戦いは迫力があります。

f:id:guren_ex:20191013154909p:plain — 棒立ち。

ギンガレットを使い七星光波手裏剣で撃破！……と思いきや！　ギガデロスは分身してしまいました。特殊能力持ちの怪獣は燃えますね！！　ギガデロスが暴走したのは霧崎が自身の感情を植え付けたから。イルトの科学が間違っていたわけじゃなかったのです。イルトを嘲笑う霧崎。平和への想いを踏み躙る悪役、最高です！！！　タイガたちを邪魔できてイルトを煽れるってことで一石二鳥だったんですかね。やることが一々汚い。

分身したとはいえフーマはギガデロスの攻撃を巧みに躱します。やっと声が聞えたということで不機嫌なタイガにチェンジしますが、ストリウムブラスターを撃つことでギガデロスは更に分身してしまうのでした。光線エネルギーを受けると分身、増え続けるらしいです。イルトさんそれもっと早く言ってくれよ。タイタスなら殴り潰せますよ。

f:id:guren_ex:20191013155226p:plain — 圧倒的強さ。

しかしタイガはフォトンアースへ。一体なら余裕でも三体もいると圧されてしまいます。イラつくタイガはナイトファングの指輪で攻撃、超音波の力で分身を打ち消します。明らかに様子がおかしいタイガ。無理しないで。カラータイマーが鳴っているので結構ピンチ。イルトはシャットダウンをかけて破壊することを提案します。タイガはそんな声が聞こえていないようでギガデロスに馬乗りになって殴り続けました。ハッとしたように理性を取り戻すと困惑。自分の行動が理解できていないようです。これがまさに霧崎の作戦だったのでしょう。これって12年前から計画してたのかな？　ウルトラマンの時間換算にしても割と粘り強いねこの人。ニュージェネをお手製の爆弾で仕留めただけはある。

f:id:guren_ex:20191013155324p:plain — 死ぬのかと思った。

「ごめんね、ギガデロス」

最初からシャットダウンしなかったのは回収が目的で、ある意味で子供といえる存在を傷つけたくなかったからなのでしょう。静かに終わりを告げるギガデロスに向けてオーラムストリウムを放ち撃破します。出現するギガデロスリングを受け取って戦闘終了です。

f:id:guren_ex:20191013155748p:plain — 仲間がいるよ。

これからも回収を続けていくことを告げるイルト。

「ヒロユキくん！　君の相棒に伝えてほしい。仲間を信じろ、ヒロユキを信じろ……ってね」

ホマレがヒロユキを見つけて今回は終わり。振り向いた時にはイルトの姿はありませんでした。エンディングテーマも新曲です。EDが変わるのってネクサスぶりなのかな、良い曲です。

全体通してイルトさんが好きになる回でしたね。タイガの暴走よりそっちに気が引かれてしまいました。序盤のウルトラマンは兵器じゃない！ってヒロユキの言葉で安心するっていうのが最高。そもそも旅の科学者として人を救って回っている時点でこの人もウルトラマンなんですよ。そして他者の滅亡を悲しみ贖罪のために戦うというのも良い。全てトレギアのせいなのがなんというか『タイガ』って感じがしますが、それが発覚してもなお戦いを続ける姿がかっこいい。終盤で回収したギガデロスを使って救援に来てくれたらめっちゃ嬉しくないですか！？　こういう妄想は絶対に叶わないんですけども。