何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

次に現れたとき、再び人間を襲うかもしれないという可能性を残してな。#11『守るべきもの』

1週間ぶり。

特撮のDNA ウルトラマン展超楽しかったです。

行ってないの??? 遅れてるぅぅぅぅぅぅぅ

 

書きます。

ウルトラマンZ』

第11話『守るべきもの』


『ウルトラマンZ』第11話「守るべきもの」-公式配信- "ULTRAMAN Z" Episode 11 -Official-

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ストレイジカスタムだあああああああ

今回クソ面白かった。Zで一番好きだと思う。次回どう回収するかっていうのが気になるところですね! って書いてたら12話放送されちゃった。最高でした。が、取り敢えず単体で見た感想だけを述べていきたいと思っているよ。

冒頭は元気よくキングジョー ストレイジカスタムの性能について語るハルキからスタート。実はこのテンションも今後の展開を鑑みると味わい深くなるというのが本当に素晴らしいんですよ。笑顔で暴力を紹介してるわけですからね。まあそういうことです。

つかこのブログ読んでる人は大概本編見てるよね? 見てないの? じゃあここ読む前に見てこいって。大切な経験を、不可逆の感動をこんなところで消費するんじゃない。

 

感想ってものについての話。

何年も前から感想を呟き続けていたりこうして記事にしたりしているわけなんですが、そうしているとフォロワーや読者が影響されてきたりするんですよね。これは決して責めてるとかじゃないんだが、「それ、俺が前記事に書いたことだよな」ってことを言ってるフォロワもいたりして。別にいいんだけど、それって凄く勿体ないことなんですよ。生まれてきた時代が違ったり、住んでる環境が違ったり、摂取したものが違ったりしていくと、同じ感想を持つことって滅多にないんですが、そうして自分だけの感想を誰もが持っているはずなのにアウトプットする人間が限られてしまうせいで口に出さない人の感想ってのが表に出ないまま淘汰されてしまう。ちょっと切ないね。それでも十分に悲しいんだが、それ以上にヤバいのが感想を書けるのに書かずに来た人。他人の意見って多数視界に入れていると自分の意見と混同してしまうものだったりします。これは俺も同じだから、できるだけアウトプットする前に精査しなきゃいけない。

「これは誰の言葉だっけ」

めちゃくちゃ大事。パクったつもりがなくても無意識に引用してしまうことがあるし、引用されてしまうことがある。指摘してもされても微妙な気持ちになっちゃうから。

で、感想が言える書ける持ってるって人が俺みたいなのが書いたクソ記事に感化されてしまうと、本当に嫌なことになる。だって俺今あんまりタイガとかR/Bについて語りたくなくなってきてるもん。視界に俺の言葉がよく蔓延ってるから。誰かが無意識に俺に影響されている。俺の言葉なんかじゃなくて、お前の言葉で語れよ。勿体ないよ。俺のクローンなんか誰も求めてやしない。だから部分的にではあるけども、俺は俺の言葉を手放した。誰かがそいつの言葉として語り継ぐなら俺はもう必要ない。

ちょっと長くなってしまっているけど許してくれ。これは言っておかなければならないことなんだ。俺の言葉は俺だけが吐けばいい。もっと自分を大切にしてくれ。君の言葉がきっと泣いている。俺の自意識過剰だと思うならそれでもいいんだ。俺はみんなにしか出せない言葉を守りたいだけだから。

何言ってるのかわからないって人はそのままでいい。思い当たる節がある人だけ変わってくれればいい。君にしか言えない言葉があるはずなんだ。例と言ってはなんだが、ジオウOQの感想記事が俺の周りで反響があったりした。円谷信者の俺としては死ぬほど気に食わなかったが、嬉しい気持ちも当然あった。だって読んでくれたのは嬉しいもん。だが問題はその次だ。OQのことがちょっと話題になったとき、読んで褒めてくれた人が呟いた言葉がまんま俺のものだった。そいつはどっちかと言えばウルトラ寄りのオタクだったし、仮面ライダーも完走していない作品の方が多いくらいで、なんなら俺より見てない。だから同じ感想が口をつくことは絶対にありえないはずだった。僕が2ミリくらい信頼してるオタクがいる。最近見る度にホロに侵食されてて気持ち悪い。面白い。そいつもOQの記事を書いていたのだが、全く違う言葉、つまりはそれぞれ自分の言葉で同じ内容を、僕とそいつは書いていたのだった。正直感動した。2ミリの信頼が3.4ミリくらいにはなった。これがウルトラマンの記事だったら600,000,000メートルくらい信じてた。仮面ライダーのことが嫌いだからだ。

そういうことなんだ。ただそれだけのこと。面白くない話をしてごめんね。

なんでこのタイミングでこの話をしたのかというと、別に意味はなく、ふと思い出したからである。俺に理屈を求めないでほしい。

ゼットに話を戻そう。

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格納庫はロマン。

玩具の発売が1週間遅れてしまったキングジョーSC。特に悪意もなくストカスって呼んでたら友達に怒られてしまった。SCって呼んでほしいらしいよ。僕は偉いのでこのブログではSCと呼称することにします。ストカス呼びやすかったんだけどな。

まあかっこいいのよ。スーツの可動域が狭そうとか重くて動きにくそうだなって思ったりもしたんだけども、それを補うために合成でしっかりと活躍してるんですよね。凄くカッコイイ。本来こういった新兵器っていうのは主人公が乗って大暴れするものですが、特空機と主人公が変身して戦うというウルトラシリーズの特質が見事にマッチしまして、エースパイロットのヨウコが搭乗することになるんですよね。素晴らしい。俺が隊長ならハルキ乗せないもん。乗りたがってるハルキいいね。

ヨウコでも強力すぎるキングジョーを完全に制御できないという描写もいいですね。新兵器は強いに限るぜ。ウインダムやセブンガーの型落ちが心配になってしまうので何らかの反動とかリスクがあるといいなぁと思ったりもするわけですが、Zの製作陣に関しては5話で頑張るセブンガーを描いてくれた時点で信頼しかないので期待していくことにします。 

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継承される魂。

今回の肝となるハルキの父の話。母親に可愛かったハルキは何処に~みたいないじりをされているシーンが俺にとっては凄く印象に残りました。俺も良くやられているので。あれマジでクソウザい。過去の自分を憎んでしまう。俺の闇について語る場面ではない。あれ子供傷つくから過度にいじるのよくないよ。じゃあ過去のぼくちゃんと遊んでましょーねーーーーーーって気持ちになる。ここ見ててそんな気持ちになってるの全国で俺だけだと思うわ。

ハルキの父がどんな職に就いていたのかはわかりませんが、勇気ある民間人というのはウルトラの定番だったりしますね。直近だと湊兄弟が一話で頑張っていたりした。こういった人々はタロウ世界でもない限り大概生き残れないので結構悲しくなります。

野球でコミュニケーションをとっているのはなんだかダイナを思い出したりしました。小説ダイナで触れられたダイナの正体、正直ぼくとしては言及しない方が良かったと思っています。信者なので受け入れますけど。信者なので。

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止まれない理由がある。

わかりやすくハルキと父を対比させているのが素晴らしいですよね。それも無意識に背中がダブるというのが良い。人を守ろうという意思を持った時、誰だって『ウルトラマン』なのです。今回のハルキ、迫力のある表情が多くて感動しました。好感度をここにきてぶち上げていく姿勢、超クール。

今回の核心に触れていきましょう。

結果からいってハルキとゼットはオスのレッドキングを撃破、その後にメスレッドキングと戦闘、卵を守っていたという事実を知り絶望するわけですね。

この話の核は『生命を殺してきたという責任』を『自らの過去と重ねることでやっと自覚した』ということです。だからゴモラテレスドン、ギガスやぺギラを倒したときには何も感じていなかったと。自分の過去と重複しなければ理解できていないというのはハルキの幼さが前面に押し出されているとも言えます。だって物語開始以前から特空機は怪獣と戦っているわけですしね。なんならゲネガーグのサイズに驚いていたということはこれまでの相手はサイズがセブンガー以下。全勝しているはずなので殺しは確実に積み重ねている。責任に目を向けないより遥かにマシですが、ここでやっと無邪気にキングジョーに乗りたい!!と言っていたことや前回でバロッサ星人かかってこい!と言っていたことの意味が重く、重くのしかかってくるのです。ああああああ素敵。こういうのが好き。

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素直に強くていい感じ。

二週連続で新しい力を得ていたということも拍車をかけていたのでしょう。昨年のタイガとは全く違うベクトルでの暴走と言っても過言ではありません。

しかし。しかし我々は殺した蚊の子を想うでしょうか。

思いませんよね。だからレッドキングもしゃーない。

そういうことじゃねぇ!!!!!

想うことはいいのです。憐れむのもいいのです。同情するのも、悲しむのも。

だが、殺すことをためらうことは違う。

ヘビクラ隊長が言及したように、残された子や妻が再び現れて暴れたらどうでしょう。そいつらが沢山の人を殺すでしょう。『ウルトラマンSTORY0』で描かれたように動植物を食すかもしれませんよね。今度はその被害者の家族を想って悲しみますか?

いや悲しむことはええんやが。ええんやが、被害だけ増えて終わらなくない?
物には立場がある。人間には人間の、怪獣には怪獣の、ウルトラマンにはウルトラマンの、もっといえばハルキにはハルキの場所がある。その場からみた正義を実行しなければただ失われていくだけである。それでいいならいいけどね?

俺は嫌だよ。俺に怪獣を殺せる力があるなら殺される前に殺すと思う。痛いのは嫌だし怖いけど、色んなものを失うことに比べたらもうね。仕方ないって言葉で片付けるのは良くないことだけど、それは『俺のやらなきゃいけないこと』『俺のやりたいこと』として通させてもらいます。もし死ぬならギマイラに怪獣化させられて死にたいです。

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かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいい(防御されますが)

俺が言いたいのは、結論断定なんかでは決してなく。

とどのつまり『こうして考えられる題材を与えられた』ことに歓喜しているという感情。Zという作品は額面通りに受け取る他のない話ばかりであるように思っていたので、時間を無限に費やせる玩具を急にプレゼントされてしまうと嬉しくて仕方がないんですね。考えなくても楽しめる作品が、考えるともっと楽しい作品に昇華した。最高。

 

今日の記事長すぎ。ウザい。

 

キングジョーのかっこよさが、それ故に悪魔にも見える。デビルスプリンターが蔓延る世界観において非常にアイロニーの効いた解釈ですわね。絶対おもちゃ買うよ。発売日に買いに行く。

 

画としても素晴らしいカットが多い今回。アルファエッジのスラッガーでシーンのカットを繋ぐところなんて声が出ちゃいましたね。

今日書きたいこと沢山あり過ぎて何かしら忘れてる気がする。

投稿してから思い出すんですよね。追記してたらごめんね。

追記したら追記したって書くようにするから。

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もうつらい。

正しさは何処?

迷う青年は、それでも前に進むために戦うことを選択する。

仲間がいる。父の言葉がある。

怪獣の涙を前にして、今度はどうする?

 

次回『叫ぶ命』

 

 

 


【ウルトラマンZ】『ウルトラマンゼット&ゼロ ボイスドラマ』第11回「ゼロ師匠のお父さんのこと」-公式配信- "Ultraman Z & Zero Voice Drama" episode 11

はいボイドラ。

ええと

なんて言えばいいの?

セブン一門は理不尽に厳しいからやめておこう……?

タロウの方がまだ優しいと思う。てかショウに教わる方が良い教え方してもらえるよ。

10年鍛えられたオーブが特にセブン一門に染まってないの普通に凄い。

本編でつらくなったお気持ちをこっちで癒していこうね。