平和をもたらす、最後の勇者となれ#19『最後の勇者』
書きます
遅れてますが書きます
『ウルトラマンZ』
第19話『最後の勇者』
『ウルトラマンZ』第19話「最後の勇者」-公式配信- "ULTRAMAN Z" Episode 19 -Official-
今回はまさかのウルトラマンエース登場回! ZときたらAって考えるのは妥当ではあるんだけども、まあ考えてなかったよね。オタクのやりがちな二次創作って感じだったのにまさかのド直球という。最初に言っておくと最高でした。だけど特に考察することは特にないので簡単な感想をしたためておこうと思います。実はかなり時間もないので。
ベムスターといえばめちゃくちゃ強いイメージがありますよね。平成に入っても猛威は止まりません。が、半ばサプライズとして登場したにもかかわらず超獣の気配を感じて退場。怪獣より強いのが超獣ですからね、本能で逃げ出すという設定も説得力があるんじゃないでしょうか。とはいえベムスターとバラバといえばそうタイラント。そういうつながりがあったのかも? レッドキングも登場しているのであとはシーゴラスとイカルスとハンザギラン、キングクラブ……まあ無理か。それにしてもベムスターがガスタンクを呑んでいるのは久しぶりに見ましたね。ウインダムやキングジョーでも苦戦するベムスター、またいつか登場してくれると嬉しいですね。結構スーツガタガタなんですけど。限界があるのはしょうがない。
昨年のパゴスやギマイラに続いてブルトンバラバ……という良い流れ。エースキラーの影に隠れがちだったバラバが遂に目玉怪獣へ! 素敵ですね。あの回前後の流れ的にバラバがメインなんですけど、ウルトラ兄弟の十字架が印象的だったということなのかも。殺し屋という名前に違わぬ凶暴なルックスと装備。とても強い。そう、ウインダムキングジョーどころかデルタライズクローですら圧倒してしまう!!
うん、いいね。
どんなに殴っても死なないしなんかうめいてるし強いし。たった一話でヤプールの設定を消費してしまうとは思わなかった。超獣は今も昔も愛される怪獣群で、昨年のタイガボイスドラマでも話題に取り上げられていましたね。強い怪獣はそれだけで価値なんです。
タイラントとしても活用されているチェーンは健在。ベリアロクを即座に封殺するのは流石の怪獣兵器といったところでしょうか。デルタくん妙に弱く見えるのは俺だけかな。デルタ以外の姿でもベリアロク使ってみてほしいなって思っていたので今回デルタが解除されるのと同時に消滅してしまったのはちょっと切なかった。まあ今回の主題を見ていくと仕方ないね。
バラバがウインダムを見てエースを想起するというシーン、円谷ギャラクシーの記事で『ウインダムがアナザーウルトラセブンである必要』という話がなされていまして、それを読んだ身としてはなんというか感慨深い演出になりました。言ってることがわからんでしょう、じゃあ円谷に貢いで記事を読め。
つーわけでメインディッシュウルトラマンエース!
まあかっこいい。
僕はウルトラ銀河伝説を見てウルトラ兄弟信者になってしまったオタクですので、それ以来ウルトラ兄弟の客演があると狂喜乱舞してしまうんですね。中でもあんまり擦られないエースともなれば喜びもひとしおです。
必殺技を叫ぶという賛否両論の演出がありましたが、そのかっこよさが今の子供たちに伝わるというなら僕は大賛成です。十勇士で必殺技名叫んだ頃から何もかも諦めてる。
えてか技のエースじゃんこの連発具合。最高だわ~~~~~~~~~
せわしない動きで超獣を追い詰める戦士、当時のイメージがきっちり生きています。
今回の素晴らしい部分はエースの動きに説明を付けたこと。
エースといえばたまにやるオーバーキルが有名ですが(バラバも被害者)、その残虐性に理由がついたわけですね。超獣には痛みや苦しみ、恐怖がない。完全に殺しきるまで攻撃し続けないといけない。天才か?
バラバの死にざまもAでの演出を意識したものになっていて脱帽。目が飛び出てた……。爆発もZの文字になっていましたね。
エースのせわしない戦法や切断系の技が多い理由にもなってる。天才にもほどがある。
これだけでこのお話にはすさまじい価値があるわけなんですけども、そこに終わらないのが最強たるゆえんですウルトラシリーズ。
ウルトラマンエースの宿敵、ヤプール亡き後にも超獣は襲来し続けました。今回も言われていましたが「ヤプール死すとも超獣死せず」。これは日本の史実の言葉を用いたものになっているわけなんですがエースはかつて女ヤプールに怨念を背負い続けることになると呪詛を吐かれていたんです。今回エースはその言葉を返すというハチャメチャに熱い展開を見せてくれました。勝者は常に敗者の怨念を背負い生きていかなければならない。これはある意味でハルキの父親が言った「救えなかった者のことを忘れない」と対になるわけなんですね。戦うことに悩んだハルキやゼットにとって非常に大切な言葉であったという風に思います。
そしてゼットの頭にあった穴はガチでウルトラホールだった!
超エネルギーを溜めることで最強技スペースZを撃てるようになったゼット。これはありえないくらい熱い。主題歌が流れる演出も相まって息をのんでしまいましたね。よくオタクに擦られる名言を敢えて使わないことでエースの深みが増したのは間違いないでしょう。メビウスの頃の客演とは全く違うベクトルでの助言、さすがのエースと言わざるを得ません。
そして衝撃の事実。ゼットの名前はエースがつけたものでありました。そこまでにどういった経緯があったのかはわかりませんが、地球での戦いを経たエースが地球の言葉で名付けたということに美しい感情を見出すことができました。共に戦った仲間が傍にいなくとも、その絆は朽ち果てたりしません。ああ、ウルトラマンが好きでよかった。
戦いを終わらせられるように、そんな意味を込めてのZ。全ての始まりであり切り札でもあるAが言うことの重みが尋常ではありませんね。はあ素敵。
茜色の空に浮かぶZの文字、そこに真っ直ぐ飛んで行ったエースが描くAの文字……あまりに素敵過ぎたので声出して喜んじゃった。映像が綺麗すぎる。
ジャグラスジャグラーの表情もよかったですね。歴代ヒーローを紹介できるという意味合いで言うとかなり稀有で貴重な人材だったかと思います。バラバが爆発した後の剣を見て笑うユカで不穏な展開も示唆されましたし、Zはこれからも勢いを落とさずエンディングに向かっていってくれることでしょう!
築かれてきたウルトラの歴史を振り返ろう!
というわけで次回は本来予定されていなかった特別編二回目、『つなぐ師弟』!
記事お休みするのでごりょうしょうくださーーーーい。
どうせ明日には次の回なんだけどね。
【ウルトラマンZ】『ウルトラマンゼット&ゼロ ボイスドラマ』第19回「兄さん」-公式配信- "Ultraman Z & Zero Voice Drama" episode 19
はいボイドラ。まあウルトラ兄弟なんですよね。大好きです。
なんかゼロがゲロ甘になってきてる。
80先生とこんなところで会えると思ってなかったのできゅんとしてしまいました。
ギャラクシーファイト2も間近ですね、楽しみです。