何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

じゃあ、行ってくる。#25『笑顔を信じるものたちへ ~PULL THE TRIGGER~』

寒いですね。気温というよりは、風が冷たい。

例年お酒を飲みながら長距離を練り歩くのが好きな季節なんですが、風の強さやコロナの情勢があったりでここ2年はできていません。

早く声を出してウルトラマンを応援したいなぁなんて思いつつ。

ウルトラマンの放送が終わると半年の間合わせてこのブログも休止するので、次お会いできるのはエピソードZ公開の時期でしょうか。劇場で見て、ツブイマで見て、それで感想を書けたらなって考えています。

タイガやZのように放送後の総集編がなさそうなのでトリガーについてはこの記事がラストになります。さ、気合を入れて書きましょうか。


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ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA

第25話『笑顔を信じるものたちへ ~PULL THE TRIGGER~』

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どぅん……

最初に言わせてください、最高の最終回でした。ええ、最高。『最』って文字が多発しているせいで馬鹿っぽい文になっている。でも良かったよ。だからこの先ボロクソ言う記事を期待してる人は読まないで。残念だけど、貴方の期待には沿えません。僕は最初から最後までウルトラマン信者。

 

ガッツセレクト。先に膿を潰しておこうということで言ってしまうけれど、正体バレのカタルシスは全くありませんでした。これはもうね、仕方ないよ。テッシンとヒマリの掘り下げないんだもん。あと隊長。隊長はエピZでも出番あるから問題ないのかなって思っちゃう。正体バラしても何も言うことがないしあっちも特に言うことなかったと思う。気まずいね。チームの半数が知ってるという微妙な塩梅ウケる。ティガに沿うならユナへの告白がエモい感じになればよかったと思うけど過ぎたこと言ってもね。終わり。

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その全てが『真実』だ。

ユナはユザレの力で自らの役目を全うし、みんながそれぞれ闇に立ち向かう。ダーゴンとヒュドラムの姿をした闇、あのチープな感じがたまらねぇ。EXPOでカルミラがヒュドラムを傀儡にしていたので違和感もなかったよ。アキトが「俺の開発したナースデッセイなら大丈夫です!」と言い切ったの、めっちゃかっこよかった。前回ホッタがゲストとしてチラっと現れたのも含めて組織で形作っているのだと感じさせてくれて本当に良かったよ。ナースデッセイやファルコンって何処でどうやって直していたんでしょうね。総力戦ってことでシズマ父もガッツウイングで参戦、最後の最後までしっかり戦い抜いてくれました。欲を言うならもう少しバトルモードが見たかった。かっこいいんだもん。ラストでトリガーに力を分け与えてトドメってなったのすげぇいいよ。防衛隊が最終決戦でも活躍してくれる作品が凄く好きです。

 

カルミラ。救われて良かったね。沢山悪いことしたし、人も傷つけたから倒されるのはひとつの道理として見るけど、きっとケンゴはそれすらしたくなかったんだろうなって思います。地球が壊れてしまうと言われても暴れることをやめなかったのは、トリガーと一緒に死んでしまいたかったからなのでしょう。みなさんは好きな人と死にたいですか? 僕は嫌です。死ぬなら一人がいいです。誰にも邪魔されたくないし誰も邪魔したくないから。カルミラは寂しかったんでしょうか。トリガーの傍にいたかったんでしょうか。僕にもそれだけ一途に想える人が出来たら心中したいと思えるのでしょうか。わからないですね、わからない。でもトリガーとケンゴは寄り添いました。ともに死ぬのではなく、相手を否定せずに抱き締めた。それだけで嬉しかったんだろうな。光を知ったカルミラは笑っていました。できればヒュドラムやダーゴンにも思い思いの道を歩んでもらいたかったです。

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愛に貴賎はない。

かつて人であることを選んだ光の巨人がいました。そしてその巨人を心から応援した子供たちがいました。覚えているでしょうか。忘れるはずもありませんね。その巨人が終わらせた戦いは僕が生まれる前に発生していたんです。だから当時の感情や熱量は知りません。知りませんが、僕はその巨人のことが大好きです。人が何かを想うことに関して、時間なんて実は関係ないのかもしれません。まあそういうことですね。今生まれた子供たちがその巨人を愛してもいいし、その当時を生きた人が、ウルトラマントリガーを愛することだってできる。それだけなんです。トリガーはニュージェネらしく何かを許容する姿勢を見せました。礼堂ヒカルは自分を倒そうとする一条寺友也のやり方を夢と捉え、許容しました。ショウは同じ地球に生きる地上人類と理解し合いました。大空大地は言わずもがな怪獣と共に生きようとしましたし、クレナイガイは自分の弱さと向き合い、そして自身を嫌悪した男との友情を肯定しました。朝倉リクは様々な星の仲間と手を取り合って戦い、最後には悪しき父を労いました。湊兄弟は新たな生命を家族として迎え入れ、世界中の客のために命を懸けて戦いました。工藤ヒロユキはトライスクワッドの一員として、差別の蔓延る世界で戦い続けました。ナツカワハルキは自分のやってきたことの重さに、ゼットと一緒に立ち向かいました。

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あの日から、僕らは変われただろうか。

彼らは新時代に寄り添って、何かを肯定し受け入れ続けてきました。僕らも変わらないといけないのかもしれません。そういう時代の転換点にいるんです。25年前戦った巨人は最後至高の光として邪悪を払いましたが、トリガーは光と闇を内在させる新しい姿となりました。それがトリガートゥルース。真実ですって。トリガーの真の姿……というよりは、人の側面、闇と光があって人として成立する、そんな形を真実と形容してるのかな。だからトリガーとガッツセレクトとイグニスがみんなで一緒に戦って、子供たちが応援する……あの状況全てがトリガートゥルースだったのかもしれません。黒が入り混じった姿も、体色がどこかかつての光の巨人と似通ったものになっていたりして。素敵だな。光=善、闇=悪の時代ではなくなった。トリガーダークやダーゴンは人と共存しようとしたからね、作品を通して証明してくれていました。今思えばエタニティコアそのものが善悪のない純粋な力とされていたのも納得ですね。光でも闇でも本人がどう生きるかで全ては変わる。

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引き金は僕だ──!

いや、かっこいいよトリガー。最高。笑顔を信じていたから、あの話は僕のためにあった。ケンゴはエタニティコアの暴走を止めるために姿を消しました。みんな泣いていたけど、ルルイエが咲いて笑いました。1話でケンゴが願っていたことが叶ったんです。火星の土で育てていたルルイエが咲くというのは人類の明るい未来にも繋がります。過去から未来へ。光から闇へ。ケンゴはまさしく『光を繋ぐもの』だったんです。アキトが素直に嫌がって泣いたの、凄く良かったなぁ。大切な友達だったんだね。一緒にラーメンもっと食べたかったよね。でも大丈夫だよ。ケンゴは必ずいつか帰ってくる。そしたらまたウザいって言ってやればいい。だから胸を張って生きてほしい。ケンゴが守った世界と生きてほしい。

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それは、他者を想う優しい笑顔。

ああ、好きだなトリガー。

終わってほしくないな。

毎年ウルトラマンが続くって奇跡みたいなことだけど、子供たちがそれぞれのヒーローを好きでいられるように、いつかこの日を思い出して笑えるように、この環境を当たり前にしていけるように出来たらいいなって思うんです。だからたくさん買って支えたいし、こういったブログが制作陣の方や視聴者のみんなのモチベーションになればいいなとも思う。

トリガーはみんなの笑顔を守ってくれました。そしてきっとこれからも戦ってくれるのでしょう。また会う日まで、僕は彼らのことを想い続けることにします。


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はいボイドラ。

全員大集合。最終回っぽいですね。

 

ナースデッセイ開発秘話。

こちらもこちらで総括的な。

お別れが惜しいですが、決してこれが最後ではありませんから。

ホッタが最終回手前で登場したのもこれを踏まえると更に嬉しくなっちゃいますね。

 

じゃあね。また来年、ウルトラマンが続くといいな。