離れないんだ──アイツの目。#16『君は君のままで』
デッカーのアーツが来週出るらしい。
ちょっと欲しい。
嘘。
めっちゃ欲しい。
だが家を出るのが正直面倒。
閑話の質があまりにも低い、反省しています。
ウルトラマンが好きなので書いたり書かなかったりしましょう。
『ウルトラマンデッカー』
第16話『君は君のままで』
デッカー後半戦スタート! 普段のニュージェネならこの辺りは二話完結の話をやったり縦軸に関わらない単発回をやるのですが、今回は前回の話を汲んだ展開です。ユニークな演出の裏に隠されたうっすら暗めの感情が描かれていますね。なんだか久しぶりにリュウモンがキレてました。
スピニーを追いかけるくだりは非常にコミカルな描写がされていましたが、面白い手法で撮影されていましたよね! ウルトラマンといえば巨大特撮が見どころであることに間違いありませんが、ドラマパートも凄いんだぞ!と言いたくなるような演出に舌を巻きました。スピニー、ぬいぐるみとか欲しくなる丸っこさ。愛らしいルックスのキャラクターが登場するのは皐月さん脚本ならではと言えるかもしれませんね。ジードのモコやR/Bのハロウィン回と違って凶暴性があります。セブン55thもあるのかもしれませんが、通常パンドンがタイガ以来の登場、遂にソフビの販売まで漕ぎつけたのはありがたいことです。ネオパンドンだのキングパンドンだのマガパンドンだのゼッパンドンだの亜種ばっかりでしたからね。なんやかんや一番好きなのは原種です。
カナタ。前回のアガムスの発言を受け色々考えてしまっています。Zのハルキも12話頃は生命について考えていて、ここでもまた共通点というか似たところを感じたわけですが……それでも戦わないわけにはいかないよね。リュウモンに怒られてしまうのは仕方のないことだと思います。迷うことは決して駄目なことではないけれど、それで人の命に関わるミスが起きてしまうなら大人しく撤退するべきです。今回のカナタは悪さの目立つ中途半端さでした(脚本の狙い通りの若さを感じたよ!って話です)。ぶっちゃけアガムスの言い分って結構粗雑で何処まで信じていいのかわからない(視聴者は女性の存在に気付いているからそれなりの事情を鑑みられるがカナタ視点ではほぼ情報を得られていない)。テラフェイザーを作れたり過去に戻れる技術力があるならそれなりにスフィアと戦えるだろ!というツッコミもできなくもない。まあこれは無粋だとは思うけどね。
視聴者としてはデッカーさんの言ってた「アガムスを救ってやってくれ」の意味をなんとなく理解できますよね。身も蓋もないことを言ってしまえば彼の抱える恨みや苦痛を理解してその上で真っ直ぐ生きていけるよう説得しよう……ということだと思います。ですがそれは先述のように僕らだからこそわかっていること。カナタはその真意を捉えられていないのでしょう。故に今後はカナタがアガムスと拳や言葉を交わしてデッカーさんの残した言葉の本当の意味を理解していくんだろうなぁと考えています。最終戦はグランスフィアを相手にして共闘が妥当なのかな。こういうことを考えるようになるとつまらない大人になってしまうんですね。ちょっと後悔してる。
デッカーダイナミック! 去年のグリッタートリガーもそうなんだけど最強形態が全形態の力を使えてしまうとストロングやミラクルの出番が極端に減るのでめっちゃ悲しいです。このところをどうにか改善していただけませんでしょうか……全形態大好きなんです……。ミラクルタイプはもっと理不尽に強くていいですよ。はいはい閑話。今回は主題歌にある通りソード&シールドの構えで登場!ウルトラマンでの盾装備ってなかなかない(ブレスレットの変形ではあるけど)ので剣と盾で構える勇者スタイルはとてもレアな感じがします。身体の表面積に比べて盾が小さいので防げる攻撃にも限度がありそうですが、やっぱりキマっててかっこいいですね。兜のような立派な角もあるので尚更勇者感が強めに見える。
隊長に向けられる疑いの目。
巡る過去、明かされるかつての戦いの真実とは。
次回『過去よりの調べ』