何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

ダメ!キチンとお別れを言うの!#20『らごんさま』

ポケモン楽しすぎる。

そういえば劇場版デッカーの情報が公開されましたね。

紫色のデッカー……コスモス世代のキッズとしてはスペースコロナモードを彷彿とさせるカラーリングにベタ惚れです。ギャラクシーファイトか何かでゼロビヨンドを含めた三人の組み合わせとか見せてほしいところですよね。ティガスカイタイプもアリ。我々は紫の魅力に抗えないのである。

それではやっていきましょう。なんとか放送に縋って生きています、ウルトラマンが好きなので。


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ウルトラマンデッカー』

第20話『らごんさま』

ラクルタイプはまごうことなきMVP

ラスト五話となりましたウルトラマンデッカーですが、ここにきて超王道ウルトラエピソードを持ち込んできました。まーじでビックリ。僕個人的な感想ではありますが、やはり昭和ウルトラマンを思わせるような単発回が好きで、縦軸の強さに焦点が当てられがちなニュージェネレーションウルトラマンではたまーに肌に合わない時があります。そういう時は勿論気持ちを合わせに行きます、僕は信者なので。そんな僕に優しいのがこの回。閉鎖的な場所での伝承とか、ちょっとしたホラーとか。ウルトラの十八番といっても過言ではありませんよね。

再解釈の仕方が良い。

ラゴン。ウルトラゾーンにて再登場、ギンガでも登場しその後は比較的温厚な生物として描かれてきました。度々モブとして登場しているからか高頻度で番組に出ている印象がありますが、メインに据えられるのは実は結構レア。Zでのケムール人やM一号みたいに、ウルトラQ怪獣が令和の時代でも縦横無尽に暴れてくれるのは嬉しい限りですよね。それも超強い。デッカーが割りと正面から敗北しています。初代ウルトラマンの時点で理性のない獣みたいな扱いを受けていただけに今回のスピリチュアルな演出は非常に面白かったと思います。悪意のない存在であったらしいのもいいよね。ちゃんとお婆ちゃんを諦めてくれます。音楽が好きという設定を儀式の話に昇華しているのも素晴らしい。世界中でラゴンが確認されているってのいいな~~~もっと掘り下げてほしい。

子供ラゴンのスーツもしっかり使う。

イチカ。今回はメインに据えられているというだけでなく、カナタさえ差し置いての活躍だったのがビックリ。いいよねこういうの。スフィアによって関係を断絶された人間っていう基本設定をフルに活かしています(活かし過ぎてそれしか引き出しがないのかな?と思わなくもない)。外星人メフィラスばりにアフターケアも万全、偉いね。今作は掘り下げが丁寧だなぁ。トリガーに各隊員単体のエピソードが殆どなかったというのもあるけれども。従来のウルトラマンを感じさせてくれる作りなので若年性老害を発症している僕としては心地の良い作品です。

最高、イケメン、結婚してくれ。

デッカー。最強フォームが出たらそれ以外は役立たず!!!とならないのが本作の良いところ。ミラクルタイプの使い方が最高。もう最高。文句ねぇよ。戦闘シーンが少なかったら少なかったでいいんです。子供としては不満でしょうが、いつかその魅力に気付いてくれることでしょう。僕もかつてはそうでした。怪獣と和解したり、すぐに戦いをやめてしまったり……そういう回はドラマパートの大人しさもあってどうにも好きになれなかったりするものですが、大人になったらむしろそういう話が沁みて沁みて仕方ない。後年になってふと見直したりするときにパッと選んで見られるのも良いですよね。心が穏やかになったり、急に寂しくなったり。いつまでも語り継がれていくのはこういったエピソードなのでしょう。僕はこの回が大好きです。

 

ところでアガムスくんは何してんの? ポケモン? 僕と対戦する???


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などと言っていたらアガムスくんの逆襲! 現れるスフィアジオモス! 

最終章に向けて世界は熱を増していく──戦え、カナタ!

次回『繁栄の代償』