まだ最後なんかじゃない。＃12『それでも宇宙は夢を見る』
日々を生きるので精一杯、全然書けないけど必死にしがみつきます俺です。
書きます、好きです。
『ウルトラマンタイガ』
第12話『それでも宇宙は夢を見る』
このサムネ芸が身内にちょっとウケてて嬉しいです。それはそれとしてネタを先に潰すんじゃない。
アバン、前回の振り返りですね。
本編、アバンに続いてギマイラに苦戦するところからスタート。五分ほどやられ続けます。なんやかんやピンチになることはあっても完全に敗北したのはこれが初めてではないでしょうか。トレギアなんか知らんわ。
圧倒的な力を持つギマイラには流石の僕もニッコリ。こうでなくちゃいけませんね。タイガを倒したら満足したのか撤退してしまうギマイラ。パゴスは餌を求めて現れたのではなく、ギマイラに追い立てられて出現したのでした。完全な被害者、ギマイラの凶悪さが光ります。生理的な反応であろう死に際の涙もこうしてみると違った趣を提示してくれますね。まあどんな事情があったとしても市街地で暴れていたことに変わりはないので退治されてしまうことも致し方ない気がします。これが人間の傲慢さなのでワンエピソード書けます。
正直パゴスの悲劇に深く突っ込んでいくと全く別のエピソードになってしまうのでこの程度の扱いで良かったと思います。
そしてオショロさん。ギマイラを冷水に浸すという三分クッキング顔負けの扱いをするのが何とも言えませんが待っていられないそうです。それで再利用できるなら我慢するべきだと思うんですけどね、タイガ倒した実績あるんだし。多分侵略向いてないよオショロさん。
そんなところに現れる霧崎こと老害ウルトラマントレギア。オショロに対しては利用する素振りを隠さないので完全に嘗めてます。が、悲しいことにオショロにそれを覆す力もありません、合掌。オショロさん、霧崎は知っていてもトレギアであったことは知らないのでギマイラを買わされたとかなのでしょうかね。こういうところも凄く馬鹿。ギマイラを復活どころかパワーアップさせられるトレギアもよくわからない。
そしていつも何かしら出力不足なギマイラさん、やる気あるのかお前。
E.G.I.S.側では無神経な言葉を放つホマレのせいで空気が悪くなってます。確かに魔法とか言われても困るっちゃ困る。異星人なら尚更。超能力、サイコキネシス、その辺と魔法の違いなんてありませんからね。時代背景とか空気感の違いで判別するくらいでしょうか、そもそも両立する作品なんてとあるシリーズくらいしか私は知りません。という形でホマレを庇いましたが明らかに鍵を握っている人に対して喧嘩を売るのは頭が悪いので反省してくださいホマレ先輩。
そして反論できるけどしてる場合じゃねぇ！ と出てきた割に川でポエマーになっているマリア。とそれに付き合うヒロユキ。故郷である海の星が滅ぼされたと語るマリア。この情報だけで特定できるタイガはかなり優秀だぞ。怪獣バスターズを履修しやがれ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
トレギアにより復活したギマイラ。
タイガに変身しようとするヒロユキですが、魔法が奪われた今それすらままなりません。
タイガが微塵も焦らないので笑ってしまいます。ウルトラマンとしての自覚を持て。
しかしマリアは魔法を信じるように伝えます。襲撃するオショロ。魔法とはつまり信じた者に与えられる絶対の力、心の底から信じたときに世界は味方になってくれる。
バディゴー！ 光を取り戻しタイガに変身。
シャフ度で嗤う霧崎。既にいい歳して馬鹿すぎるベリアルに並んでます。
しかしギマイラは強い！ もう一回くらいタイガ倒してもいいよ。
触手を使っても舐めプに見えるよギマイラくん。しかしタイガはもうただのウルトラマンじゃない。人々の希望を守る、魔法そのものだから。ギマイラに吹き飛ばされるマリア、タイガは駆け出します。
思い出してみてください。一話から彼は沢山のものを失い、救えずにいました。
仲間を失い、チビスケを失い、レントを見送り、ヴォルクを看取り、葵の力を受け取り、小田さんと別れ、そして今がある。さあ、反撃だ。ここからみんなを救えばいい！
流れる主題歌！ 輝くフォトンアース！
マリアを救ったその手は何よりの成長の証。トレギアの策略なんか焼き尽くすような熱量がそこにある！ これから沢山の試練が待ち受けていたって仲間と共に戦えば怖くないから。
マリアの故郷を映し出し、「まだ最後なんかじゃない」と言い切るタイガ。ウルトラフリーザーでギマイラを貫きます。
世界の光を受け止め、全力のオーラムストリウムを放ちます。光線で身体を切り裂くという絶対的な威力を誇示、撃破します。
魔法使いに戻ってしまったことを自嘲しながら、そしてまた前向きに生きていくことを決めたマリア。箒を出して飛んでいきます。
さりげなく生き残ったオショロは宇宙船に乗って地球から逃げ出します。こういう奴がトレギアの悪評を広めるんだろうなぁって思いましたね。トレギアとしてもオデッサの時と違ってオショロには興味がなかったみたいですし。そろそろトレギアの目的が見えてきそうな気がしますけど多分ろくでもない。
石化したパゴスの処理なんかも描いてくれましたね。辻本組って書かれたトラックに遊び心を感じます。
これで今回は終わり。Twitter等では割と評価が高くなかったようですが、ブログ書くために周回していたらなんだか愛着がわいてきました。
今回のキーワードである『魔法』の咀嚼度合いで楽しめるかどうかが左右されるみたいですね。魔法というのはきっと声援だったりする見えない力のことで、タイガじゃない作品でも存在するものなんですよね。今回はそれに魔法という名前がついていたというだけで。ジードの最終回でマルチレイヤーが出現したのも、湊アサヒが生まれたのも全部魔法の力。そしてその存在を心から信じられる者がどこまでも強くなれる。オショロをはじめとしたヒールは邪な心で魔法を利用しようとしている、だからウルトラマンには勝てない。俺の解釈はこんな感じです。それを頭に詰めながらマリアを救い出すシーンを見るとなかなかのカタルシスを得られました。やっとその手で守りきれたんですよ、やばやばです。フォトンアースの回転しながらウルトラフリーザーで感動しましたね……美しい。そして仰け反って放つオーラムストリウムの激しさにもびっくり。原点の能力はあまり出ていなかったにしろかなりの強敵として描かれていたギマイラが最高でした。これからもっと出してくれていいのよ。
しかしながらタイタスフーマが一切喋らなかったのはちょっと不満です。魔法が失われてタイガ以外とは連絡が取れないとかにしてくれたら納得できたんですけどね。折角なのでタイタスVSギマイラ、フーマVSギマイラも見たかったです。力比べしたりフーマのスピードを撃ち落とすギマイラ見たくないですか？ 絶対かっこいいですよ。まあでもタイガがマリアを救うって構図が大好きだしあそこはタイガじゃなきゃダメだと思うのでこれもまた悪くないのかな？って思ったり。あと変身不能から可能になるまでが早すぎる。たとえば番組序盤で敗北したとたん変身できなくなったりすればマリアとの触れ合いで学んで成長することもあったのかな。魔法の咀嚼ができていない人からしたら唐突でご都合主義に見られてしまうのかもしれません。全体的に見たら好きな前後回です。戦闘の美麗さは間違いなく随一ですからね！
次回第13話『イージス超会議』
毎年恒例の総集編です。どうやら様子がおかしいですね……？
ボイスドラマです。
くそくだらないので平和です。
タイタスは80より年上なので呼び捨てなんですかね。
もっとまともなことで盛り上がってください。
面白いです。
語ることそんなにないや、ごめんな。
