何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

思い出は、バグなんかじゃない。#24『私はピリカ』

書くんだよ、ウルトラマン好きだから。

 

ウルトラマンタイガ』

第24話『私はピリカ』

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どう見ても彼はピリカじゃありません。タイガです。

アバン。

遂にカウントダウンは終了、地球に虹色の何かがぶち当たります。

それにいち早く気付いたのは旭川ピリカ。

衝突の振動で揺れるオフィス、顔を上げたときにはピリカの姿はなかった。

 

OP。

 

隕石落下の原因が宇宙人にあると考えた人々は暴徒化。馬鹿ですね。

ヒロユキがオフィスに到着するなりカナはこれまで黙っていたことを話し始めます。

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人類は愚かなので試しに削除してみるといいと思います。

カナは昔倒れている女の子を拾いました。

昭和的なルックスをしていた彼女は『ピリカ03』と名乗ります。

つまりアンドロイドだったのです。

いつか自分の使命を果たさなければならないとカナには伝えており、今回の隕石こそがその使命なのではないかと確信します。急いで捜索に出るヒロユキとホマレ。

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全宇宙に送り込まれたなかで03なの凄いね。

一方ピリカは隕石が落ちた海を見渡せる橋で佇んでいました。

使命を遂行せよと告げる人工的な自分の声。しかし彼女は何も答えず、俯くだけ。

 

落下物の正体はウーラーなのではないかと推測するトライスクワッド。伝説の怪獣らしいです。惑星に憑りついて丸ごと食べるんだとか。食いしん坊ですね。

廃棄物から生まれたという疑似生命のウーラーは体内に一種のブラックホールを作り出すため幾ら食べてもお腹一杯にはならないそう。

噂では別の惑星の科学者がそれを解決するためのデバイスを作成、宇宙に放ったらしく、それがピリカシリーズというわけなのでした。

アンドロイドがウーラーのコアとリンクし活動を停止することで同時に倒せる。それじゃピリカも死んでしまうではないか!!!

空気的にそんな気はしてたけどね!!!!!!

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流石賢者。

使命の遂行を促されるも「それはできない」と拒否するピリカ。今の自分はピリカ03ではなく『旭川ピリカ』であると、返事をするわけでもない声に返します。

 

『記憶や感情はリンクの障害となる。バグを消去し、使命を遂行せよ』

 

「思い出は、バグなんかじゃない」

 

そこに笑いながら現れるハゲ。もうお分かりですね?

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寒そう。

霧崎です。

ウーラーを呼び出したのは当然この人。数話前のゴース星人が持っていた地下ミサイルを使用してエーテルを刺激したやつですね。相変わらずクソです。

ピリカがその身を犠牲にしてウーラーをとめることとそれを阻止するために奔走するみんなを見たくてやっているのでしょう。ヒロユキはなんやかんや闇堕ちしなかったのでね。

曰く、最高の死に場所を用意した。

 

ピリカの居場所を割り出したカナ。

 

目的などはなく、光も闇も壊れてしまえばいいと述べる霧崎は永遠を無であると主張する。ジャグラスジャグラーも似たようなこと言ってたよ。

しかしピリカは笑う。そう思うのは霧崎、トレギアの周りに何もないからである。

私には友達がいる、仲間がいる。

霧崎がどんなに策を張り巡らせようと負けはしない。

ハッキリと告げるとその場を去ります。

煽り耐性がカスな霧崎はギャラクトロンMKⅡを召喚。

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久しぶりだねぇ。

リング持ったままなの忘れてたよね。ヒロユキは苛立ちながら変身、バディゴー!

三話の頃よりは善戦してますがそれでも効かないものは効かない。ストリウムブラスターを弾かれ可哀想な感じです。またオタクにディスられるよ。

でもこれまでのタイガとは違う!

プラズマゼロレットくんを使い、タイガエメリウムブラスターで追い詰めます。

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息子ビーーーーーム。

だがトドメを刺したのはタイガではありませんでした。

地面に消えるギャラクトロン。頭上に描かれた魔法陣も崩壊してしまいます。

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おはよう。

「おはよう、腹ペコ怪獣くん。そいつは軽い朝食だァ……」

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むしゃむしゃしてるの可愛い。

現れたのは宇宙爆蝕怪獣、ウーラー。グロテスクな外見をしたウーラーはいとも容易くギャラクトロンを食します。なんでも食うという噂は本当だったようですね。不安定な首の動きが実に奇妙。

タイガは躊躇なくトライストリウムへ。燃え上がれ、仲間と共に。

ウーラーの勢いに圧倒されるタイガ。現状最強技であるトライバーストを放つも食べられてしまいます。体内にブラックホールがあるのでキャパシティがそもそも存在しません。

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タイガ、右腕食われがち。

当然ですがタイガも捕食対象なので食べに行きます。エネルギーの消耗が先だったので食われずに変身解除。助かりました。ウーラーは再び地下へ。

ホマレと合流したヒロユキはボロボロの身体を引きずってピリカのもとへ走ります。

 

一方ピリカはヴィランギルドの基地へ。地球からの撤退を考えていたマグマ星人とマーキンド星人を押し退けて脳波コントローラーに自身を接続します。地球が商売しやすい星だったと言ってましたけど本当か? ウルトラマンかなりの数いたよ?? ゼガンも殺されたよ???

地球を失うのはヴィランギルドにとっても損失であるなら力を貸せと啖呵を切るピリカ、なかなかかっこいいです。脳波コントローラーで脳波を増大することでウーラーとリンクしようとしているんですね。初期化への恐怖と使命の遂行の折衷案といったところでしょうか。遅れてやってくるカナ、ホマレ、ヒロユキ。電磁バリアに触れないように止めてくれるあたり優しい一面も持っているんですねマグマとマーキンド。

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まあまあ良い奴ら。

どんなに声をかけてもピリカの決意は揺るがない。

これは運命だ。

運命は変えられる。

私はE.G.I.S.の旭川ピリカ。

皆に会えて本当に良かった。

本当は怖いんだと吐露する。

巡るピリカの記憶。たとえ自分が忘れても、みんなが覚えていてくれればいい。

この世の全てには意味がある。

 

再び現れたウーラーはガスタンクを目指します。

 

流れる涙。

 

「私を、忘れないで」

 

電磁バリアを無理矢理ぶち抜いてピリカに手を伸ばすヒロユキ。

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手を伸ばせ。

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伸ばした手は届きませんでした。ピリカの身体は粒子化され、ウーラーの体内へ。

ガスタンクに頭を突っ込んでいたウーラーは動きを止めます。

駆けるヒロユキ。絶対に助けると叫びます。

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これが『ウルトラマン』。

「あいつはつえーぞ! 覚悟を決めろよ!」

 

「勝ち目がないのは承知の上だ!」

 

「でも、絶対に逃げない! だって俺たちは──」

 

「「「「ウルトラマンだからッ!」」」」

 

 

今回はここまで。

タイタスの語り方から推測するにウーラーのような存在は他にもいておかしくなさそうですよね。これがなかなか怖い。というか、悲しい。今回は見知らぬ惑星が生んだ怪物だったから真っ向から挑めるけど、地球が生んでしまう可能性もあったわけですよね。なのでとても悲しい。次はお前だぞ、と言われたような気持ちにもなってしまう。

霧崎の空っぽさもジャグラーとは違った指摘をされていて面白かったですね。ジャグラーの虚無には愛を提示し、霧崎には「何もないのはお前だけ」と。散々人を煽っていたくせに自分が煽られるとすぐにキレるのが最高でした。これまで周りに誰もいなかったからこそ煽られることもなかったわけで、正論を前に否定する術を持たなかったのです。

ヴィランギルドの人たち意外といい奴らでしたね。E.G.I.S.だからってすぐ攻撃したりしなかったのがかなりの好印象でした。一話に登場したマグマが再登場するという驚きの展開。ベビーザンドリアスを投げたことはしっかりと謝れ。SEVENXからの登場でかなりの昇進を遂げたマーキンドくんも凄い。悪い奴らとも手を取り合っていけるということを実際に証明してくれたのが素晴らしい。トライスクワッドの輪はさらに大きくなっていく! 次回も頑張ってくれよ!!

そして相変わらず怒ると怖いヒロユキ。基本的に敬語を使うのに突然退け!!!とか言うからビビるんですよね。可愛い顔と態度からは想像もできない迫力でギャップのある良いキャラクターです。これに関してはどうでもいいんですけどタイガタイタスの知識偏り過ぎでしょウケる。タッコングやギマイラは知らないのに超獣には詳しいしゴロサンダーは知ってるしウーラーも知ってる。まあタイタスは兎も角タイガはもっと勉強してください、君優等生なんでしょう???

いよいよ次回で最終回ですね、寂しいな。このブログを読んでくださっている方ならわかると思うんですが、大好きだよ『ウルトラマンタイガ』。また時間があれば作品全体のお話もしたいと思ってます。

タイガ、タイタス、フーマ、E.G.I.S.、ヴィランギルド、そしてヒロユキ。

生まれた星は違っても、共に目指す場所は一つ。

みんなで『ウルトラマン』だから。

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揺るぎない繋がりで、世界を救え。

どんなに時が過ぎていっても変わらないものはここに

 

未来を掴むそのために 夢を信じる力を

 

絆で一つになる世界、心重ねればきっと遠くない

 

取り戻せ光、共に立ち上がれ

 

行こう、最高の明日を掴むために

 

永遠なんてないから 伝えなくちゃ

 

約束までなくしてしまう前に

 

自分の選んだ未来と 誰かが望んだ未来が繋がっていること、信じたなら

 

次回『バディ ステディ ゴー!!』

ボイスドラマ。
まだ聞いてないの?

ならこんな記事読んでないで早く聞いて来いよ。

俺の言葉で語っちゃ無粋なんだよ。

言えることがあるとしたなら「ありがとう」。

忘れないよ、絶対に。