何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

これが俺の出した答えなんだ。#10『夕映えの戦士』

書くんだぜ。ウルトラマンが好きだから。

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ウルトラマンタイガ』

第10話『夕映えの戦士』

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彼が夕映えの戦士かどうかは自分の目で確かめてください。

アバン。黒い卵が鼓動します。タイガが印刷された新聞が落ちていたりして不穏な空気。場面転換の後マジで怒られているヒロユキ。みんなの前で怒られて先輩方にも責められると正論であったにせよ嫌になってしまいますよね。この怒り方は良くないと思うよ。

 

で、本編。

夕陽の良く見えるベンチでブルーなお気持ちになるヒロユキです。そこに声をかける男、ゲストキャラ小田さん。最初は茶化すように話しかけたものの、絵を描くことに関連してヒロユキを慰めます。失敗したって何度もやり直せばいい。この言葉が鍵になってきます。

翌日。ヒロユキは見事立ち直りこれまで以上のやる気で仕事に向かいます。

暗い倉庫に現れたのはお馴染み霧崎。今回は小田さんを煽って遊ぶつもりのようです。冒頭の卵はどうやらブラックキングの卵のようで、小田さんの正体はナックル星人オデッサ。戦いをやめた小田さんを再び戦いに導こうというのが作戦みたいですね。

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本能は如実に

否定はしても、心の奥底では戦いを望んでしまっているオデッサ。かつて帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャックに敗北、見逃してもらったことがあるようです。通報を受け倉庫に向かうヒロユキ。ピリカの超絶技巧によって防犯カメラが漁られてるのでちょっと面白い。倉庫に向かった人影が小田のものだと気付いたヒロユキは一人で彼のもとを訪れます。ヒロユキにかけられた疑惑をのらりくらりと避けようとする小田さんですが、焦りのある今当然うまくいきません。ヒロユキを振り払う際にナックル星人としての姿を見せてしまいタイガに看破されてしまいます。宇宙人ってタイガの声聞こえるのね。

 

開演といわんばかりのタイミングで出現するトレギア。今回の狙いはタイガではありません。タイガとトレギアの戦闘を目の当たりにして本能が呼び起こされてしまう小田。その方向に呼応するようにブラックキングが誕生します。タイガでは力負けしてしまうのでタイタスにチェンジ。いや力でブラックキングに勝つんじゃないよ。

本能に抗い続ける小田はブラックキングを止めようとするも手遅れ。ヘルマグマさえも何故か全く効かないタイタスのエレクトロバスターによって屠られます。

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ラニウムバスターはいつ使うの?

変身を解除したヒロユキを見つける小田。ウルトラマンの正体に気付いた彼はブラックキングを失ったことで何かを決意した様子。ナックル星人として生きてきたことを独白します。かつて『夕映えの戦士』と呼ばれていた彼は、真の夕映えの戦士に敗北したことでブラックキングを封印、静かに生きていくことを決めました。

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帰ってきた勇姿。

戦いたいという本能を、今度は否定しない小田さん。そんな姿をヒロユキは否定してほしいと願いますが小田さんは返事をしません。空っぽになってしまった卵に手を置き、描いた絵を自らの手で破きます。この瞬間、小田は死にました。

 

夕陽の中でナックル星人としての姿に戻る小田。ヒロユキの必死の声を無視して暴れます。

 

バディゴー。

 

小田がヒロユキに向けて綴った手紙をバックに壮絶な戦いが始まりました。

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この戦いに正しさなんてない。

人として楽しく生きた小田。優しさや愛に触れて、ヒロユキとも共になれて、彼は本当に幸せだった。なんどだってやり直せる。彼にとってやり直したかったのは人としての生活ではなく、誇りを奪い去ったウルトラマンとの戦い。ウルトラマンに再会してしまったからこその悲劇。

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ヒロユキはトドメを決意します。

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昨日より今日より明日へ。

オーラムストリウムはオデッサの身体を貫き、死亡。夕映えの戦士は夕陽の前に散りました。このことを気に病む必要はないと告げた小田。そんなこと、できるはずがない。

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「タイガ……どうするのが一番よかったんだ……?」

 

「俺だってわかんねぇよ……あのときはああするしかなかった」

 

「小田さん……」

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今回はここで終わり。

一番のビターエンドと言えるかもしれませんね。

やり直せるという言葉の捉え方が大きく違ったのがキモでしょう。人として生きることは楽しかったし幸せだったけれど、それは同時にナックル星人としての自分を否定してしまっていて。ヒロユキが小田を忘れられず今回のことを引きずることくらいわかっていたはずなのに、それでも敢えて気にしないようにと言及する身勝手ささえもが悲しさを加速させる。戦いの途中でさえオデッサを止めようとしていたヒロユキ。手紙を握り締め涙を流す姿からはチビスケを失った状況とは違い自分で大切な人を殺めてしまっていますから激しい懺悔を感じます。高笑いをしていながら悼む様子を見せたトレギアも悪役としての株を上げ続けます。ウルトラマンとしてのスペックを持っているからこその追い詰め方なのかなぁと思いますね。トレギアが好きすぎてトレギアアイ買ってしまいました。今回のことがトレギアによって構築されたことであるとヒロユキが知らないのも残酷です。オデッサの選択であったような物語も実はトレギアによって敷かれたレールの上。身勝手さも後悔も選択も全部図られたもので、まだ決められた運命に支配されている。『ウルトラマンタイガ』はそれを打ち破る物語なのでしょうか。これからの展開に期待ですね。タイガ内でもかなりの上位に入る神回でした、ご満悦。

 

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なんか良いことが起きる予感。

次回第11話『星の魔法が消えた午後』。

まさかのパゴス参戦!?!?!?!?!?!?

 

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ボイスドラマ、フーマ中編です。

ゲルグから戦い方を学んで一緒に暮らす様子が描かれます。もうつらい。

語りたくない。ゲルグ好き。フーマってかなり筋がいいんですね、忍者の技を練習で獲得ですよ凄い。最後に受けた依頼はもうみなさんご察しの通りでしょう。トライスクワッドの背負っているものが尋常じゃない。タイガも頑張っていこうね。