何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

私たちで、早くこの空を取り戻しましょう#9『誰がための勇姿』

こんにちは。前回の記事を書いた三時間後に書いてます。詰めようと思えば詰められるんですよ僕だって。完成させる前に一週間放置する可能性も否めませんが……。空いてる三時間のうちにグレースのソフビ買ってきちゃった。金の塗装と模様が非常に綺麗なのでオススメですよ。

 

追記:結局ギリギリになった。今週忙しかったので勘弁してくれ。余裕をもって生きたいね……。



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ウルトラマンデッカー』

第9話『誰がための勇姿』

グレゴール人の話でストロング、いいね。

総合的に見ると結構ツッコミどころの多い回。なのに何故かめっちゃお気に入りの話になった。なんだろう、みんな愛嬌がある素敵なお話だったな。ゲストキャラのグレゴール人グレースが魅力的なキャラクターだったんですよね。脚本の皐月さんの手に掛かると話の軸よりもキャラクターの魅力が増すように感じます。後述する予定ですが、ムラホシ隊長のエプロン姿とかね。話をおざなりにしているというわけではなく、物語に生きるキャラクターたちの息遣いを大切にしているとでも言いましょうか。無造作に動かすのではなく、物語に皐月さん御自身が没入してそのキャラクターを生かしている、そんな感覚がします。

懐かしさもある。

ダイナオマージュ。Twitterで「デッカーはトリガーと違ってダイナオマージュが上手い!」って意見を見たんですが五十歩百歩でしょ。いやこれデッカーを貶めてるんじゃなくてデッカーもトリガーもオマージュ部分で不快になるほどでもないので僕はどちらも好きですよという話。むしろクスリと笑えるくらいの感じが良い。たとえば今回はグレゴール人がメインということでダイナのニセダイナ回をガッツリオマージュしてますよね。冒頭で少女が写真を撮り、サボってる主人公に接触して……ってところはまんま同じ。元ネタを知ってるとニヤニヤできる塩梅が一番おいしい。剣が刺さってリングが完成するのは昨年のエピZでもやっていましたが、今回は形だけでそんなに役に立っていなかった。戦闘機相手にビリビリされたらすぐ壊れちゃうから仕方ないね。

 

グレゴール人グレースとその娘。グレースはもうね、謂わずと知れたあの人なのでガタイがいいのなんの。筋トレシーンとか凄かったよね。肉の圧が。かつてウルトラマンだった男がこうして再び登場してくれる歓びを噛み締めていきたいところです。いんやかっこいい。演技は棒寄りだったけどそれも愛嬌。グレゴール人といえばニセダイナ回の硬派な格闘家というイメージが強かった(というかそれ以外の個体が存在しない)のでこうして新しい解釈で現れるとギャップにやられてすぐ好きになっちゃう。ソフビ買ったのも彼がかっこよかったからでもある。重そうなマントを脱いだらスタイリッシュ格闘技マン、惚れないわけがない。かつては人々のコールを受けたダイナに敗北したグレゴール人が今度はグレースコールを受けて立ち上がる。良い意匠ですね。

画は凄く好き。

デッカーと対戦したい!はわかるものの防衛隊と対戦は無茶があるだろ!と思ったのは僕だけではないはず。実際戦ってるシーンもグレース側が手を出すことできないでしょ……となりました。だって普通に人死ぬよ……? スフィアレッドキング出現後デッカーの制止を受けて対戦を続けることにするも、ピンチを救うために結局グレースがデッカーと共闘することに。粋なことをやりたいのは伝わりましたが、じゃあ最初からレッドキング倒しておこうよ!となってしまった。上記の展開をどっちかに絞っておけば一貫性が出て良かったかもね。とはいえやっぱりゲストキャラが味方になって共闘する展開は燃えるもの。盛り上がるところはしっかり抑えてくれて嬉しかったです。

グレースのスーツバキバキだった。

スフィアレッドキング。ウルサマのデッカーナイトにて先行登場、その勇姿を見せつけてくれました。ゴモラがスフィア化したんだから負けてられねぇよな! パワードレッドキングのように真っ赤になって出現しました。スフィアの生え方がかっこいいよね。デッカーのスフィア怪獣では一番好きかもしれない。いやスフィアザウルスも好きだな……。今回はグレースに焦点を当てられてしまったのでレッドキングの味は大分薄かったのですが、そのかっこよさに惚れ込んでしまいました。

 

ラクルタイプ見た?? カプセル怪獣三体使う必要ないだろ!!!ってタイミングで召喚、ちょっとコミカルにグレースを救ってくれました。可愛かった……。デッカーはダイナのタイプチェンジとは違ってストロング→ミラクルやミラクル→ストロングのタイプチェンジができるようです。トリガー回でもどちらかのチェンジしかしていなかったのでできないのかと思い込んでいました。ま、ニュージェネは姿をコロコロ変えるのが華だからね。

 

後述するとか言って忘れてましたが、ムラホシ隊長のフレキシブルさが魅力のお話でもありました。最初期の厳しい印象から一転、グレースとの対戦を受け入れる(実験に付き合うことを前提条件にしているが)ほか、マトモな食事を摂っていない親子を見て料理してくれたりしていてなんだかほんわかしました。エプロン姿いいね、いいよね。愛嬌三倍増しです。昨年のトリガーがメイン三人に集中して描写していた反面、今年は従来の作品と同様に個々のキャラクターを掘り下げてくれているので感情移入がしやすいです。


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増え続ける怪獣被害。

人は脅威を前に、どう向かい合っていくのか。

次回『人と怪獣』