何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

いくぞブレーザー!#12『いくぞブレーザー!』

余裕がない。

兎にも角にも余裕がない。

余裕がないとは苦しいものです。

だがそんな日常にウルトラマンがあるだけで救われてしまうのですね。

僕はウルトラマンが大好きなので。


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ウルトラマンブレーザー

第12話『いくぞブレーザー!』

前半戦ラストを飾るに相応しすぎる影絵!

まあタイトルがいいわ。サブタイ。パーフェクト。完璧。文句なし。今日の感想ここで終わらせてもいいくらい素晴らしい。もう俺から言えることねぇよ。だってこれが全てだもん。

 

今回、エヴァヤシマ作戦みたいなことになってたアースガロンくんは大活躍。1話や5話に出てきたモブに近いネームドキャラたちが集まってきていたのがなんだか嬉しかったですね。世界観の胎動を感じました。上官から「一体でも怪獣を倒したことがあるのか!」と言われたのはビックリでした。それって言っていいんだ。暗黙の了解なのかと思っていたよ僕は……なんかブレーザーのアシストで評価されてるのかな……とか、劇中では見えないところで撃破してるのかな~~と思っていたのですが、別にそんなこともなかった様子。いつか単独撃破できるといいねぇ。Mod.2も初登場のニジカガチ戦以降パッとしない状態なので、またいつかのタイミングで上手くいくと嬉しいです。ソフビの販促的にニジカガチのオマケに過ぎないMod.2はあまり優先度が高くないのかもしれませんね。世知辛い。でも、セブンガーやキングジョーSCを見ていて戦績が売り上げに直結しているようだったので、そういう意味じゃもっと詰めていった方がいいんじゃないの?みたいな心配は拭えません。こっから先にアーツの一般発売とか控えてるしね。

こういう追加武装も販売してほしい。

前回ゲバルガの猛攻を前に逃げ出してしまったブレーザーで終わったわけですが、怖気づいたわけではなく、それはゲントの命を守る為の行為でありました。彼らが出会っていたのは考察通り三年前。ゲントは未知の光に手を差し伸べていたのですね。どう見ても人じゃなく、むしろ強大な存在に対して救いの手を差し伸べたゲントの善性が光ります。だってウルトラマンはそんな心に共鳴してしまう生き物だから。ブレーザーが逃げ出したのはゲントを救う為でもあったし、ここで自分が倒れたら戦える者がいなくなるという責任もあったからでしょう。彼の精神性は誰より気高いウルトラマンでした。ワイルドな戦い方をすることから野生児などと散々揶揄されてきたブレーザーでしたが、そんな世間体すらコミュニケーションの大切さを感じさせる材料として活きているのが凄く面白いです。偏見ですよ全部。命を大切に想っていたんです。

今、宇宙で一番顔のいい男。

今回やっとゲントと想いが通じ合い、ひとりのウルトラマンとして最大の力を引き出せるようになったブレーザー。彼が得たのはガラダマの剣、チルソナイトソード。想う心が引き起こした奇跡ではなく、SKaRDメンバーが用意したチルソナイトスピアを起点に紡いだ戦いの結実だというのが凄く熱い。カナン星人との戦いを乗り越えたアースガロンがセミ人間との交流を経てゲットしたチルソナイトスピアを使うというのも積み重ねが活きていて最高です。必殺技が超かっけぇの。速くて強い! 嬉しいことまみれでした。刺したり斬ったりが多いブレーザーが得た新たな力も切断。怪獣が光線を恋しがる頃合いかもしれません。それにしてもガラモンの優遇すごいな。最新怪獣の最強能力さえ叩き潰してますよ。ガラモン好きの僕は嬉しいけどみんなはそれで納得してるんですかね。知りませんが。

 

武器を直接ウルトラマンが操作するのってオーブスラッガーランス以来でしょうか。なんか珍しいですね。指が反射するくらい刀身が綺麗なのも素敵でした。「宇宙怪獣」という言葉にこれ程意味のある作品ってのもウルトラシリーズでは相当なレアケース……ブレーザーが威嚇するのも宇宙怪獣と相対しているときだけなので、色々意味があるのかも。


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大決戦を経て結束が高まったSKaRD。

アンリはこれまでの戦いから何か意味を見い出そうとして──。

次回『スカードノクターン