何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

今までで一番よかった!#10『親と子』

ねむい。どれだけ寝ても、眠いのである。

 

さ、やりましょ。ウルトラマンが好きなので。


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ウルトラマンブレーザー

第10話『親と子』

素晴らしい影絵。

定期的にある考えさせられる回。普段より「考えろよオイ」という圧が強い。

見たことがあるだとか、よく擦られるテーマだとかオタクはほざいていますが、本当に大切で、本当に届けなきゃいけないメッセージというのは似通った内容になるとしても繰り返していいと僕は思っています。だって対象は未成熟な子供たち。5年も見てくれない可能性がある。来年には仮面ライダーに惚れ込んでいる可能性もある。伝えなきゃいけないことは今すぐ描くべきなんです。少なくとも僕はそう思っているから、今回の話も比較的フラットに見られたかな、と。

 

テーマは「怪獣は必ずしも殺さなければいけないのか」です。僕の意見で言うと「殺すべき」です。生き物を慈しむ心は確かに必要だと思うけれど、あくまでその心も人間が中心のモノであるはずです。生活圏を脅かさない場所に住まわせるのが大前提の話でしょう。わざわざ山に探しに行って熊を殺せとは言わないが、人の味を覚えてしまったり、人里へやってきてしまった熊は、残念ではあるものの殺処分されてしかるべきだと思います。今回のブレーザーだって、地中に埋めることで解決しましたが……また出てきたらどうしましょう。もう一度埋める? 今度は殺す? その線引きは誰がどんな責任を掲げて決めるのでしょうね。

ここウケる。

再来したときにもし誰かが死んでしまって、その身内はブレーザーの判断を許せるのでしょうか。僕のハマっている漫画「呪術廻戦」でも「自分が助けた人が別の誰かを殺したらどうする?」と言及されています。負えない責任なんて最初から負うものじゃない。僕はそう思っている。死んだ人間の責任ってどうとればいいのかな。俺にはわからん。そもそも赤ちゃんデマーガが地中で生きていけるのかすらわからない。生態知らんし。もし酸素が必要であれば地中で窒息死しているかもしれませんね。今回たまたま、偶然、奇跡的に温厚なデマーガが現れて、子供を守ることだけに注力していたからギリギリ成立しています。もしゲントの妻や子供に被害が及ぶようなら躊躇なく殺したんじゃないでしょうか。まあむしろ、そうでなければ異常だと思いますが。

 

とかく大切なのは考えること。既定路線をそのまま鵜呑みにしてしまってはいけませんね。家族で見る番組として最適解だと言わざるを得ない。神。ゲントの息子がスカッとジャパンに登場するやたら視点の鋭いガキみたいなこと言ってて笑ってしまいました。いやまあ間違ったことは言ってないけども。

超好き。

ブレーザー。僕の好きなレッキングロアーみたいな吼える技がまあかっこいい! クリスタルが燃えるように輝いていたのも超クール。ブレーザー好きだなぁ。

今回のミソはもう一つ。デマーガを殺そうとしたのと、止めたのと。どちらがブレーザーでどちらがゲントなのかというのがなかなか面白い。正直いってどちらにも殺す理由はあるし、守ってやる気持ちもある。ここを明言しないのが良いつくりだなと感心してしまいました。アースガロンの目がいつものようになっていないのは明確に悪として描いたからと監督がおっしゃっていましたが、まあそこもボカしてほしかったかもな。言わないことで描けることがある。小説版のダイナで正体を描かれてしまったのも僕は好きじゃない。創作物とは面白いものですね。


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降着する宇宙電磁怪獣ゲバルガ。

アースガロンも太刀打ちが出来ず……

そんなとき、ブレーザーとゲントはどう戦うのか。

次回『エスケープ』