お前の声が届いたんだよ#6『侵略のオーロラ』
五話に引き続き書いてます。
体力があるうちに書いておくのが吉。
毎週ソフビ集めるのが楽しくてそれだけが生き甲斐。
ウルトラマンが好きなのです。
第6話『侵略のオーロラ』
毎回好きな話が更新されていってる気がする。そんな話。今回めっちゃ好き。
なんといっても今回のテーマは便利に使い潰されてしまう者のストレス。機械とヤスノブを重ね合わせて描くのが凄くうまいですよね。ヤスノブはできることを全力でやってしまうからそこに悪意なんかはないよっていうのと、機械に対して真摯に向き合っていたから特に問題もなくカナン星人の侵略に対抗できてしまうバグみたいな存在でした。メカニックとは思えないほどの筋肉を見せつけてくれたヤスノブ。カナン星人が後ろを向いている間に殴り掛かった方が手っ取り早いような気がしました。まあ何してくるかわからないからね。怖いよね。結局トマトを食べさせてやれなかったことだけが心残りですが、コインランドリーを使いアパートに家族もいなさそうなので恐らく一人暮らしなヤスノブにあの量のトマトは少々酷なような気がしました。その辺りはこう……家族がいる隊長に回してやればよかったのではという感じだ。日頃から機械に渾名をつけて可愛がっているようなヤスノブだからこそアースガロンとも通じ合えたのだと思うとなかなか良い話ですよね。今後は働き方も調節していけるといいなぁ。
55年ぶりに登場、カナン星人。オシャレなパジャマみたいなものを着込んでランドリーにやってくるカジュアルさにびっくり。セブンのときダンと遭遇することもなく撃破されたのが悔しかったのかもしれませんね。セブンのカナン星人はほぼ上半身しか映ってなかったので全身像を見るとなかなか新鮮。カナン星が滅んでいるから地球が欲しいとのことですが、だからといって機械の自我を引き出したくらいで勝てると思ってるのが些か面白い。4話のレヴィーラ戦や5話のドルゴ戦でも暗躍していたようで、こういったリンクがあると楽しくなってきます。アースガロンが出てきてすぐに操ろうとしているのが浅はかな気もします。もっと暫く経過してからならストレスとか溜まってただろうに……。特空機2号のウインダムなら大破しまくってたし上手いこといってたかもしれません。というかただ機械を操るだけなら色々スムーズにいってただろうに、どうして機械の自我に託したのでしょうか。少人数での侵略を可能にしたかったのか、或いはカナン星があのオーロラ光線で滅んでしまったのか……今回も妄想が広がります。
アースガロンVSブレーザー! 予告ではブレーザーの対戦相手が映されておらず、様々な憶測を呼んだ今回ですが、カナン星人を知っている人たちにとってはアースガロン一択でしたよね。VSとはいえ、ブレーザーも破壊してはいけないことを理解していたようで。前回に続いて殺意を感じない戦闘でした。攻撃をいなす戦い方は大好きなので嬉しかったです。孤軍奮闘頑張るヤスノブを信じて戦うブレーザー、アツいね。足場の崩壊で落ちていくヤスノブを必死に助け出そうとする姿も見られて良かった。徐々にウルトラマンらしいところが見られるようになってきました。アースガロンが正気を取り戻してからは主題歌アレンジBGMが流れてカナン星人を撃破の流れ! めちゃ良い話だったのにめちゃ身体捻ってくるすげぇ必殺技を披露。気持ちがスパイラルバレードに持ってかれてしまった!!
逆さの虹が掛かるとき、
最凶の怪獣が目を醒ます──。
人と怪獣、
怪獣と地球、
地球と、人。
次回『虹が出た(前編)』