何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

私たちで、早くこの空を取り戻しましょう#9『誰がための勇姿』

こんにちは。前回の記事を書いた三時間後に書いてます。詰めようと思えば詰められるんですよ僕だって。完成させる前に一週間放置する可能性も否めませんが……。空いてる三時間のうちにグレースのソフビ買ってきちゃった。金の塗装と模様が非常に綺麗なのでオススメですよ。

 

追記:結局ギリギリになった。今週忙しかったので勘弁してくれ。余裕をもって生きたいね……。



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ウルトラマンデッカー』

第9話『誰がための勇姿』

グレゴール人の話でストロング、いいね。

総合的に見ると結構ツッコミどころの多い回。なのに何故かめっちゃお気に入りの話になった。なんだろう、みんな愛嬌がある素敵なお話だったな。ゲストキャラのグレゴール人グレースが魅力的なキャラクターだったんですよね。脚本の皐月さんの手に掛かると話の軸よりもキャラクターの魅力が増すように感じます。後述する予定ですが、ムラホシ隊長のエプロン姿とかね。話をおざなりにしているというわけではなく、物語に生きるキャラクターたちの息遣いを大切にしているとでも言いましょうか。無造作に動かすのではなく、物語に皐月さん御自身が没入してそのキャラクターを生かしている、そんな感覚がします。

懐かしさもある。

ダイナオマージュ。Twitterで「デッカーはトリガーと違ってダイナオマージュが上手い!」って意見を見たんですが五十歩百歩でしょ。いやこれデッカーを貶めてるんじゃなくてデッカーもトリガーもオマージュ部分で不快になるほどでもないので僕はどちらも好きですよという話。むしろクスリと笑えるくらいの感じが良い。たとえば今回はグレゴール人がメインということでダイナのニセダイナ回をガッツリオマージュしてますよね。冒頭で少女が写真を撮り、サボってる主人公に接触して……ってところはまんま同じ。元ネタを知ってるとニヤニヤできる塩梅が一番おいしい。剣が刺さってリングが完成するのは昨年のエピZでもやっていましたが、今回は形だけでそんなに役に立っていなかった。戦闘機相手にビリビリされたらすぐ壊れちゃうから仕方ないね。

 

グレゴール人グレースとその娘。グレースはもうね、謂わずと知れたあの人なのでガタイがいいのなんの。筋トレシーンとか凄かったよね。肉の圧が。かつてウルトラマンだった男がこうして再び登場してくれる歓びを噛み締めていきたいところです。いんやかっこいい。演技は棒寄りだったけどそれも愛嬌。グレゴール人といえばニセダイナ回の硬派な格闘家というイメージが強かった(というかそれ以外の個体が存在しない)のでこうして新しい解釈で現れるとギャップにやられてすぐ好きになっちゃう。ソフビ買ったのも彼がかっこよかったからでもある。重そうなマントを脱いだらスタイリッシュ格闘技マン、惚れないわけがない。かつては人々のコールを受けたダイナに敗北したグレゴール人が今度はグレースコールを受けて立ち上がる。良い意匠ですね。

画は凄く好き。

デッカーと対戦したい!はわかるものの防衛隊と対戦は無茶があるだろ!と思ったのは僕だけではないはず。実際戦ってるシーンもグレース側が手を出すことできないでしょ……となりました。だって普通に人死ぬよ……? スフィアレッドキング出現後デッカーの制止を受けて対戦を続けることにするも、ピンチを救うために結局グレースがデッカーと共闘することに。粋なことをやりたいのは伝わりましたが、じゃあ最初からレッドキング倒しておこうよ!となってしまった。上記の展開をどっちかに絞っておけば一貫性が出て良かったかもね。とはいえやっぱりゲストキャラが味方になって共闘する展開は燃えるもの。盛り上がるところはしっかり抑えてくれて嬉しかったです。

グレースのスーツバキバキだった。

スフィアレッドキング。ウルサマのデッカーナイトにて先行登場、その勇姿を見せつけてくれました。ゴモラがスフィア化したんだから負けてられねぇよな! パワードレッドキングのように真っ赤になって出現しました。スフィアの生え方がかっこいいよね。デッカーのスフィア怪獣では一番好きかもしれない。いやスフィアザウルスも好きだな……。今回はグレースに焦点を当てられてしまったのでレッドキングの味は大分薄かったのですが、そのかっこよさに惚れ込んでしまいました。

 

ラクルタイプ見た?? カプセル怪獣三体使う必要ないだろ!!!ってタイミングで召喚、ちょっとコミカルにグレースを救ってくれました。可愛かった……。デッカーはダイナのタイプチェンジとは違ってストロング→ミラクルやミラクル→ストロングのタイプチェンジができるようです。トリガー回でもどちらかのチェンジしかしていなかったのでできないのかと思い込んでいました。ま、ニュージェネは姿をコロコロ変えるのが華だからね。

 

後述するとか言って忘れてましたが、ムラホシ隊長のフレキシブルさが魅力のお話でもありました。最初期の厳しい印象から一転、グレースとの対戦を受け入れる(実験に付き合うことを前提条件にしているが)ほか、マトモな食事を摂っていない親子を見て料理してくれたりしていてなんだかほんわかしました。エプロン姿いいね、いいよね。愛嬌三倍増しです。昨年のトリガーがメイン三人に集中して描写していた反面、今年は従来の作品と同様に個々のキャラクターを掘り下げてくれているので感情移入がしやすいです。


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増え続ける怪獣被害。

人は脅威を前に、どう向かい合っていくのか。

次回『人と怪獣』

だから、絶対にまた会いましょう!#8『光と闇、ふたたび』

結局また一週間遅れになりました。ウケる。

なんか光る鳴るHANE2が発売決定していましたね。それがわかってからこの記事を書いているということは相当ギリギリなんだと伝わることでしょう。ギリギリでいつも生きていたいですね。性能の割に安いなぁと思ったんですが、金銭感覚が狂ってきているのかもしれません。劇中通りに変形して話しかけて返事くれるし目が光る。凄いね。ソフビ二種類とぬいぐるみを買ってしまった今、部屋にハネジローが増え続けていく一方になってしまっています。

閑話休題。書いていきましょうか。ウルトラマンが好きらしいです。


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ウルトラマンデッカー』

第8話『光と闇、ふたたび』

今回も暗闇での活躍です、ミラクルタイプさん。

これもうデッカーじゃなくてトリガーだよ。って前回も言ったかもしれないけど、ガチでトリガー。トリガーでしかない。トリガーのデッカー客演回だよ。ウルトラマントリガー トゥルーエンドとも言えるような展開、まさかのまさか過ぎて目を疑いました。まあハヤシさんと坂本さんで作ってるんだから特に文句ないね。好きにしたらええよ。

 

ユナ。シズマ父の秘書として地球で活動していたようで、ケンゴと再会するとめっちゃ嬉しそうにしてましたね。人前では真面目に振る舞っていたので、そういう意味で10年の時間が寂しくも感じられました。急にエロい声で「笑顔になっちゃう」とか言ってくるからビックリしたしドキッとした。旧ガッツセレクトが全員集合しなかったのはなんだか惜しい気もしましたが、前後編でそれぞれ別のキャラが登場するのは面白いなって思いました。ユナとアキトとケンゴで再会できる日がくるといいね。旧制服を着て登場したシーンは燃えた。勿論ダイナのネオジオモス戦を模した展開なのでしょうが、ああいう王道を外さないのは好感が持てますね。

新旧メンバーが肩を並べる展開、アツいね。

ギジェラン。ティガに登場した植物怪獣のギジェラとウルトラQに登場したジュランのオマージュですね。トリガー本編でルルイエが敵になるのではないかと言われていた中、まさか続編で出てくるとは思いませんでした(厳密に言うとルルイエではないですが)。夢を見せる力は麻薬のような効果を持っていたギジェラに比べて大分マイルドな表現になっていました。実は僕がティガで一番好きなエピソードがギジェラの登場する「永遠の命」だったのでこれは嬉しかったですね。ジュランのような生え方をしていましたしソフビにもできない形状だからメイン怪獣に据えることは難しかったのでしょうが、色々な工夫を見られてニコニコしていました。パゴスに続いてシン・ウルトラマンに登場した怪獣が現れる展開、偶然の一致でしょうが運命を感じちゃう。やられる時のアッサリ感は面白かった。シズマ財団強すんぎ。

 

デッカーの地道な世界観に超テクノロジーのトリガーが侵入してくるのクソウケる。装備の技術に差があるんよ。カナタたちが真っ当に重火器で戦ってるのにその真横で怪獣の力を使ってくる先輩たち、あまりにも無法すぎる。ユナも急にユザレの力使うしね……。ユザレの力はもう枯れ果てたのだと思い込んでいました。なんでもアリか。カルミラはケンゴを恨んでいたのではなく救いを求めていたらしく、ユザレパワーとミラクルパワーによって救出。ミラクルタイプもなんでもアリ。まあこれは昔からだけどね。まさかのトリガーデッカーカルミラで立ち並ぶ展開。まーじでびっくり。カルミラを救う展開にいくのはわかってたけど共闘は予想できないでしょ。グリッタートリガーで暴れるのも普通に無法。トゥルースが出なかっただけ随分お行儀が良い。

後輩もドン引きだよ。

ケンゴの制服バージョンで変身バンクがもう一種用意されてたのが嬉しい誤算。戦闘シーンの迫力が前回よりマシマシになっていてお腹いっぱいになりました。ウルトラマンが戦線離脱していることを「よくあることだから」で片づけるユナ、非常に強い。個人的に興奮したのはトリガースカイ×デッカーミラクル。青い姿を単純にスピード戦士で終わらせるのではなく、きちんとスピード形態とトリッキーな戦法に分けてくれていました。ミラクルタイプはガンマフューチャーに近い描かれ方でしたね。坂本さんと言えば主題歌ラッシュ。デッカーで盛り上げてトリガーで締める熱い流れで胃もたれ寸前に。てかやっぱトリガーが主役じゃねぇか! デッカーの「本当の戦いはここからだ!」が聞けたのもいいね。ここまできたらニュージェネガイア欲しいぜェ……。バンク無しのグリッター、カラータイマーの表現が面白かったな。三人同時の必殺光線でフィニッシュ。気持ちよく終わらせてくれました。

意外だけどしっくりくる画。

まさかのカルミラ生存エンド。マジでトゥルーエンドじゃんか! 共闘が終わったらまた死ぬと思ってました。死んだらまた笑顔にできなかった判定になるのかもしれないからこれでいいのかもね。ダーゴンとヒュドラムのことも持っていってました。僕個人としては悪意を持って侵略していたカルミラが許されるのはおかしいと思っているのですが、Twitter見てると好意的な意見が多かったので案外セーフなんですかね。ダーゴンも正直ギリギリセーフくらいのものだったので世界って広いんだなぁと思っていました。てかケンゴとユナが許すならいいよ。別に俺が被害受けたわけじゃないから。イグニスとヒュドラムの共闘とかが将来的にありえるかもしれないと思うとなんだか楽しみな気がしてくるね。


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宇宙最強の格闘家、グレゴール人グレース。なんかデッカーと戦いたいらしい。娘の言い分だけど。

次回『誰がための勇姿』

仲間と一緒に、仲間と力を合わせて。#7『希望の光、赤き星より』

大体今深夜2時くらいなんですが、ここで今これを書き切れば放送に追い付くわけですよね。

公式動画のURLを貼る都合上、当然ではありますが、配信期間の2週間以内に記事を書かなきゃいけないんです。期限ギリギリでも間に合えばセーフっていうガバガバ理論でやっているのでそんなに真面目に取り組んでいるわけではないのですが、僕は怠惰な人間なので明確な期限を設けないと動けない。文字を書くだけで頭の体操になったり現行のウルトラマンをもっと好きになれたりするのでなんとかこの習慣だけは続けていきたいなぁとは思っていますが、忙しい時期と被るとどうしても遅れそうになったり。卒論と就活が被ってる時期なんか記事書くのマジでクソしんどかった。

 

割りとどうでもいいことを書いてしまった。ごめんなさい。

さあウルトラマンが好きなので今回も書いていきましょうか。


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ウルトラマンデッカー』

第7話『希望の光、赤き星より』

好みの文字列だ……。

今回なんといってもサブタイトルが好き。ウルトラシリーズのサブタイって芸術的な美しさを持つ文言ばかりなのですが、その中でも際立っている秀逸なタイトルだと思います。美しいだけでなく、希望の光であるトリガーが火星からやってくるという展開を端的に表現してくれているのが良い。

 

トリガー勢。もう素晴らしいよね。神。トリガーの続編そのものだもん。これまでのジードやゼットの客演などはどうしても別作品という都合上バックボーンを語るのに限界があったのですが、トリガーはデッカーと地続きということで大分全力で描いてくれています。タツミさんはまあ元から渋い方なのでアレですが、アキトが10年経過してたよね完全に。どう表現しても違和感あるだろうなって思っていたのに想定を上回るレベルでしっかり歳を取っていました。だけどケンゴの頼りになる相棒ってところは変わってないし「ウザい」も健在でした。これ嬉しかったな……。地球が1年かかっても突破できなかったスフィアバリアをユザレモドキの助力があったとはいえちょちょっと研究して突破してしまうという。回数限定にしてあるのがいいですね。ケンゴも火星が心配だから戻らざるを得ないし、そうしたら多分戻ってこられなくなるのでしょう。火星も救援物資無しでよく一年間耐えているなぁと。火星にいる人々の安否が明確になる中でカナタの両親の行方が未だ不明だったところは終盤の鍵になっていきそうです。

同じグングンに二人ってあったっけ。

リアリティラインの差。トリガーはめっちゃ緩い世界観だったのは視聴者諸君はご存じだろうし、そこがトリガーの良いところでもあり悪いところでもありました。デッカーのガチガチ理論武装世界観にトリガーがどういった形で組み込まれるのか楽しみでしたが、割りとケンゴの雰囲気でぶち込んできましたね。ゆるーい感じが実にトリガーでした。当初あまりガッツセレクトに関心を持っていなかったカナタも先輩であるケンゴのことを知っていたんですね、驚いた。正体を隠して協力するケンゴやカナタのわちゃわちゃ感が懐かしく感じました。まだ1年くらい前の話なのにね。隊長がタツミさんの後輩だったり、旧ガッツセレクトの集合写真を見せてくれたり、色々地続きを実感させてくれる演出を用意してくれていて嬉しかった。アキトが「お前いない2年間も戦ってきただろ」って言ってくるの妙な説得力があって面白かったです。次回ユナも登場するみたいだからそれも楽しみだな。

この二人、好きだ。

ケンゴが使っていた部屋はなんと客間になってしまったんだとか。今回カナタが戦う理由について「考えたことがない」と言います。視聴者の中にはそこで違和を感じる方も多くいらっしゃったみたいなのですが、前回も影の努力を隠していたりしたので、カナタ自身頑張りや考えを他人に話さないようにしているのかなって思いました(恥ずかしさがあるのかな?)。カルミラの感情を救い出した最終回を経たにも関わらずケンゴがカルミラを笑わせられなかったと考えている点についても「笑い合って、共に暮らす」ことを目指していたからなのかな、という解釈で。カルミラさえ改心してくれればダーゴンと共に生きられたかもしれませんからね。ヒュドラムくんは無理!!!! 兎にも角にもダイナ最終章をなぞったような二大主人公の邂逅は感慨深く、見応えのあるシーンになっていました。

アチアチだ。。。

スフィアメガロゾーア。今までは怪獣にスフィアが取り憑いていたのですが、今回は何とメガロゾーアがスフィアを利用して復活。あくまでもラスボスの格は落とさずに参戦させよう!ということなのでしょう。触手がすげぇ。迫力抜群。対するトリガー&デッカーも最高でしたね。そもそもW変身の時点で盛り上がるんだわ。硬いから強いよ!どうすれば倒せるんですか!?仲間がいれば大丈夫!のくだりはあまりにも頭トリガーすぎて爆笑してしまいましたが(これは褒め言葉です)、変身バンクが超かっこいい。グングンカットも二人同時に同じ空間って凄くレアじゃないですか!? 興奮しちゃったな……。スフィメガ(長いので略)の触手攻撃が目立っていたのって劇場版ダイナのクイーンモネラを意識していたのでしょうか。ダイナの設定を引き継いでいるのか、デッカーが一度の戦闘で2形態までしか変身できない都合上スカイとミラクルは今回叶いませんでしたが、パワーとストロングのコラボが実現。ティガとダイナを強く意識したタイプチェンジの合成で声が出ちゃった。

 

新武器ウルトラデュアルソード。トリガーモードとデッカーモードがあるからか今回はトリガーの武器として活用されました。去年から言ってるけど寺坂くんのバンクってキレがあってかっこいいんだよな。好きだ。上手く猛攻していたところにカルミラの声がして、トドメを刺せないトリガー。まあ仕方ないか……とは思いつつもこれでまた死人増えるぞという気持ちになってしまうのは大人のいけないところです。エピZの時もそうだったけど先輩が迷惑かけるのダメでしょ!!!! 後輩に尻拭いさせるな!!!


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蘇ったらしいカルミラ。

元カノだから斬れないぞカルミラ。

どうするよカルミラ。

てかルルイエ大戦犯すぎて草

次回『光と闇、ふたたび』

俺たちにミスは許されない。完璧でなきゃいけない#6『地底怪獣現わる!現わる!』

こんにちは。今週二回記事を書けば番組に追い付ける、そんな気がします。

 

ウルサマが終わると夏が終わる。そりゃそう、夏のイベントだから。

諸事情によりウルトラマンデッカーのリアルタイム視聴ができない状況にあったりして、Twitterで実況するみんなを見て歯を食い縛ったりしています。諸事情の内容がみなさんにご報告できる段階になりましたらこのブログにて色々綴ろうかなと考えているけどどうなるかは知りません。僕はいつだって気まぐれですから。

 

ではいきましょう、ウルトラマンが好きなので。


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ウルトラマンデッカー』

第6話『地底怪獣現わる!現わる!』

 

みなさんはこれ本編見ましたか?見てない人は今すぐ見てくださいってくだり、いつもやってますけど本編見てない人がこんな弱小記事読んでるわけないのでいつも通り進めていこうと思います。いや、凄い。映画レベルの迫力があってビックリしてしまった。良くも悪くもニュージェネのエピソードって年々密度が増していくビル街で戦うところばかりを見せられるイメージがあったのですが、昨年のトリガーからバトルステージに関する創意工夫をめちゃくちゃに感じるっていう。去年のメツオーガ戦で地下の戦いが描写されましたが、その時は背景が真っ黒。それに対して今回はウルトラマンAの頃を彷彿とさせる地下空洞でのバトル。大迫力でビックリしちゃった~~~。

古風なサブタイ、実にグッド。

ストーリー自体は薄味というか、導線程度に抑えられている感じ。リュウモンの掘り下げ回であり、彼の持つ劣等感などが詳細に描かれていました。1~5話まででかなり棘が取れてきてるので落ち着いて話してくれました。去年のアキトが爆速でデレたのでリュウモンがゆっくりと心を許していく様はまた違った趣がありますね。一応地底怪獣パゴスの動きを主軸としたどんでん返しが用意されていました。複数体怪獣が出てくるとは思ってなかったので驚き。グドン見たの随分久しぶりな気がするよ。的確な指示を出す隊長や怪獣に詳しい副隊長に比べ、イチカは今回はほぼ空気でした。そういう時もあるね。

何でもあり、ミラクルの真髄よ。

パゴス。タイガの時にネロンガの改造で登場したこいつ、Zトリガーと連続して登場して遂にソフビが発売されました。おめでとうね。Qの怪獣であることや灰色一色の地味さから勝手に売れるのか心配してしまっていましたが、近所の玩具屋ではラスワンだった。すっげぇなウルトラマン……。シン・ウルトラマン内でも冒頭限定の登場とはいえ物語的には割りと重要な位置にいたパゴス、令和にきて大活躍です。更にグドンテレスドンツインテールなど大盤振る舞い。ツインテールは市販品のフィギュアで撮影しているらしく、放送後にも驚かされました。まあ映像内で有機的な動きをしているわけではないので妥当と言えば妥当なのですが……ツインテール最後の登場はウルトラファイトオーブになるのかな?

おふくろの味。

デッカー。なんと今回もミラクルタイプを明るい場所で拝むことはできませんでしたが、ラストでとんでもない大技を決めてくれています(上空にいるときだけ明るかったね)。超能力で場所を移すので80VSメカギラスを思い出しましたが、多分これは俺だけです。いんやこれがかっこいいのよね。スピード形態とは一線を画すことを明確にしてくれているのが嬉しいです。ウルトラマンは元々なんでもできる理不尽超人だったので違和感もない。ダイナミラクルに負けないくらい現代技術を大いに悪用して暴れてもらいたいものです。あの必殺技なんていうんだろうね。急に地下に連れ込まれたにもかかわらず即座に対応したカナタくんも非常に優秀です。

スクショミスって光輝いてる。

ねえ聞いてよアギラ。アギラだよ。カプセル怪獣が黒星しかないことは以前の記事で書いたことあると思うんですが、今回遂に(遂にではない)アギラが単体で怪獣を倒すっていう! めっちゃかっこいい! ウルトラ銀河伝説で他2体と共に倒してるので別に全く新しい偉業というわけでもないのですが、平成セブンやメビウスなどでの不遇をぶち抜いての大活躍、嬉しくないわけがない。なんなら特空機ウインダムより優秀かもしれない。それも一撃でテレスドンを撃破し、有名なポーズ(かつてはなんか拗ねていましたが今回はハードボイルドなかっこよさがあった)で帰っていくというクールさ。正直デッカーでもアギラはゆるふわな部分を取り上げられて活躍できないと思い込んでいたので嬉しい誤算でした。今回映像美にも驚かされたけど一番はアギラの扱いだったよ。エレキングにボコされるミクラスを見たばかりだったから尚更。アギラのソフビも買いに行かないとな~~~~!


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次回、地下から凄い触手が。今回も出てたけど。

スフィアメガロゾーアとかいうヤバい奴、どう立ち向かう!?

その時現れる超古代の光、ウルトラマントリガー!

次回『希望の光、赤き星より』

TPUをそんな融通の利かない組織と思い込んでいたこと#5『湖の食いしん坊』

ギリギリにならないと記事が書けない、最早病気なのだ。

さあやっていこう。

ウルサマ楽しかったよ。ウルトラマンが好きなんですよね。


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ウルトラマンデッカー』

第5話『湖の食いしん坊』

でぇん……

ウルトラマンと言えば怪獣を倒さない回!というと過言かもしれませんが、ただ怪獣を倒せばいい話に偏らないのがシリーズの良い部分。初代ウルトラマンの頃から必要以上の殺生はしないのです。ウルトラセブン第三話『湖のひみつ』をもじった今回はエレキングミクラスといった見慣れた顔ぶれながらこれまでとは違ったアプローチで魅せてくれる良いお話でした。

 

今回メインだったのはイチカ。ピット星人のユウコを最初は警戒しながらも、彼女の抱える不安や悲しみを理解して力を貸すことを決意。スフィアによって苦しめられているのは地球人だけではないという描写、宇宙人が住み着いている世界観であることをすっかり失念していたので驚かされました。防衛チームに宇宙人がいないと忘れがちなんですよね。よく考えてから動くイチカらしくない言動が目立ちましたが、TPUがエレキングを駆除してしまうと思い込んでの動きだったと思えば不自然ではありませんね。逆にHANE2はもっとセキュリティをどうにかした方がいいと思う。二人の秘密を抱えた上で無断で変形合体するAI、素直に危険だ。可愛いので許すけど。ウルサマのライブステージでは司会のお姉さんに変わって司会進行を担当してくれていました。可愛い。

怖いって。

ガッツセレクト。今回も隊長がイイね。副隊長に咎められるのがわかっていて最初から相談しないっていう塩梅もいい。後から叱られるのもいい。ああいう人だからこそみんなに慕われるんだろうね。まあ今回は考えれば避けられる事案だったようなので完全に作戦ミスなんですが……。きっと後で始末書がどうとかなったことでしょう。残当。人情を感じさせる防衛隊、どうしたって好きになっちゃいます。

 

エレキング。なんか細長くなった。腕もかくかくしてる。気がする。新しいスーツなんですかね。幼体からリムになって、等身大になって巨大化する。今までにないくらい段階を踏んでいるぞ!?という驚き。朝からビックリしたというか笑ったわ。等身大エレキングがドアを叩いていたらどう考えてもホラーです。ユウコやデッカーを真似する可愛らしさがありながら普通に殴ってくるのでこいつ悪い奴だと思います。たとえデッカーがストロングで始末していても僕は文句を言わなかったでしょう。カナタは優しいね。

もっと明るい場所での活躍を見たいね。

待ちに待った新タイプ、ミラクル。ソフビを買いに行ったら在庫がギリギリでした。再入荷したストロングタイプもラスワンでめっちゃ焦った。ウルサマでは限定クリアソフビも売っています。今年はクリアソフビのカラーリングがなんだか例年より素敵な気がします。個人的な性癖の話ですが、ウルトラマンエースのような上に反るような形状の後頭部がめちゃくちゃ好きで、デッカーミラクルもそんな感じで凄く嬉しかったんですよね。ダイナを模したフラッシュ、これまでにない独特な形状のストロング……細かい部分の差異が非常に魅力的です。初登場で怪獣を倒さなかった青いウルトラマンといえばアーストロンと戦ったジードのアクロスマッシャーを思い出しますが、ミラクルはスピードタイプのウルトラマンではなく、奇跡の力を司る姿。ただでさえなんでもできてしまいそうなウルトラマンが更に縦横無尽の活躍を見せつけてくるので迫力が凄い。ダイナミラクルも理不尽に強く、登場回数がパワーに比べ僅かだったティガスカイの反省を活かしたと言われていましたが、バランスよくつかわれていたトリガーに続くデッカーはどのように活用していくのでしょうか。プロテクターを上空に浮かべエレキングのエネルギーを制御する姿なんかはダイナから25年経過した今の技術だからこそできる芸当ですよね。去年のティガスカイでも同じこと思ったけど。


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簡単に次の週の総集編についても触れさせてください。

去年ツブイマ限定コンテンツとして展開された『ナースデッセイ開発秘話』。リアルイベントも開催され、裏方の苦労話を軸とした緩い作風がウケていました。今回はホッタとマルゥルが再会するって言う激エモな感じでした。エピソードZから8年が経過しているデッカーですが、ホッタとマルゥルがお別れしたのってトリガー前なので11年くらい前になるんですよね。トリガー最終決戦前にホッタが登場していたりもしたので全く会わなくなったということはないのでしょうが、総集編を見る限りかなり久しぶりの再会だったようです。髪に白髪が混ざり、独りで作業するホッタからは何とも言えない哀愁が。見た目が一切変わらないマルゥルを見ると異星人との寿命差なんかを感じてしまって切ない気持ちになってしまいます。デッカーの世界観になりつつも緩い雰囲気が戻ってきてるのはたった半年前のことなのに懐かしさが。10年後の世界っていう設定の説得力がある回だった……ただの総集編だと思って舐めてかかっているそこの貴方。今すぐ見た方がいいですよ。


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出現する地底怪獣パゴス。シンで割と重要なポジションだったから調子に乗っているに違いない。頑張れデッカー!

次回『地底怪獣現わる!現わる!』

やっぱり最後は気合だっただろ#4『破壊獣覚醒』

こんにちは、またギリギリになってしまいましたね。

今日も書いていきましょう。ウルトラマンが好きです。


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ウルトラマンデッカー』

第4話『破壊獣覚醒』

サブタイ画面いいね……。

1~3話までで世界観の地固めを終えたデッカー。今回から遊びの幅が出てくるので大注目です。そこで原作ダイナでも登場した比較的メジャーな怪獣モンスアーガーが登場、凄く面白い話に纏まっていたと思います。考えてみたらディメンション怪獣全然出てきませんね。ウインダムやアギラの活躍が楽しみです。

 

カナタ。一話から二話までで一年間変身できなかったにも関わらず、今回なんと冒頭の訓練シーンでDフラッシャーが出てきちゃうというデッカーのおっちょこちょいな側面が描かれていました(ギャグ描写なだけでそこまで深く意図してないと思うけど)。隊長とかにバレなくて良かったね。バーチャルな訓練ってのは昔から幾度となく描写されてきましたが、ゴーグルをつけての動きというのがトリガーからの流れを汲んでいるようで非常に嬉しかったです。やられ役に使われているシャプレー星人ウケるな。ここで登場したベムラーもソフビが出たんですから凄いですよね。

水の使い方がいいね。

温泉街が舞台、ウルトラシリーズお馴染みの堀内さんが登場、メビウス劇場版ネタがあったりしてオタクとしてはニッコリ。源泉が噴き出すことで消火したりファルコンを浮き上がらせたり面白い使われ方がされていましたね。てかファルコンがデカい。設定通りのサイズで出てくるのってレアだなぁ。上半身と同じくらいだったし大分重そう。ファルコンとホークが合体するのも激アツでした。数字が全てじゃないと語るカナタとそれを馬鹿にしていたHANE2のやり取りから繋がるのも良い。勝率がほんの少しでも上昇することを理由に作戦を採用していたってのがいいね。安易に気合に走らないのがグッド。ガッツグリフォンの重厚感がたまらんのよ。モンスアーガーにトドメを刺してくれたのでガッツセレクトの戦績に含まれますね。

めっちゃかっこいい。

HANE2によるカナタの声真似とかデッカーによるカプセルの破壊とか、ギャグの塩梅が非常にいいなぁと思いました。不快感がないというと語弊がありそうですが、縦軸のストーリーを邪魔せずクスリと笑えるような演出が多いと没頭できちゃいます。子供向けである以上仕方ない側面はありますが、ギャグが滑っていたりしつこかったりすると冷めてしまいます。これまでのデッカーはそういったところで引っ掛かることがなかったので好感が持てていたりもするんですよね。

 

モンスアーガー。昔に比べて随分やせ細ったような印象の彼、頭のどうみても弱点部位をがっつり防御できるⅡ仕様での参戦でした。通販でのプロモーションを兼ねた怪獣だったようですが、ヴィラン・ギルドのような組織が売っているんですかね。カプセルからアナウンスが流れるシーンはカナタがキレたりする軽いギャグ描写だったのですが、通販の一端で地球が滅んでしまうところだったという部分でゾッとしました。こういうの面白くていいな。タイガの頃から試験的に行われている動く怪獣の目、生物感が増して見ていて楽しいです。目の位置的に正面は見えていない可能性ありますよね。目潰し痛そうなのでもっと優しくしてやってほしい。

こういうのもっと欲しい。

デッカー。もう最高。ストロングタイプがまあかっこいい。踵落しの溜め最高でしょ。上品ながら力強いデッカーストロングならではの戦闘でした。正直前回より魅力的なバトルだったと思う。温泉街が根っこにあるからか水を交えた演出も多々あり、迫力抜群。ニュージェネって撮影技術の向上が次の作品にダイレクトに影響していくから見ていて楽しいですよね。当時は凄い!と思っていたギンガも今と比べると随分大人しく思えます。そういう意味でもシリーズが続いてほしいなってなる。もし来年ニュージェネガイアやったらド迫力の作品になりそうでワクワクするわ。


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湖に住んでいるというエレキング

なんだか事情があるみたいで……?

奇跡をこの手に! 飛び出せミラクル!

次回『湖の食いしん坊』

大丈夫、貴方たちならきっとできます。#3『出撃!GUTS-SELECT』

こんにちは、僕です。

今年こそは一週遅れのブログはやめようと思っていたのに結局これです。人間そう簡単に変われません。

さっさと書いていくことにしましょうか。ウルトラマンが好きという噂があります。


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ウルトラマンデッカー』

第3話『出撃!GUTS-SELECT』

サブタイ画面が変わると思ってなかったのでびっくり。

2話のラストで登場した新キャラ、超高性能AIのHANE2。度々ハネジローの鳴き声が聞こえる実にキュートな奴です。当初は男性の声であることに驚かれていたりもしましたが、僕は割りと最初から馴染んでいたように思います。スフィアの台頭により遠隔操作が不可能になりましたが、操縦をそもそも人工知能に任せてしまえばいいじゃないか!という逆転の発想により人件費の削減に成功緻密な戦闘ができるように。メンテナンスのためにアサカゲさんがいるので人件費は総合的に見ても特に浮いてません。ハネジローを上手いことアレンジしてマスコットに仕上げた手腕に感服です。HANE2もハネジローって呼ばれるようになるんだけどね。

 

僕は2話でファルコンのパイロットをしていた隊長がカナタに対して乗り心地についてのジョークを言って緊張をほぐすシーンが実はかなり刺さりました。演技の質もありますし、前回自身が小さく吐露した不安と同じものを新兵も抱えていることがわかっている大人の余裕に痺れました。時に厳しく時に優しく。理想の隊長ですね、ムラホシさん。HANE2と組むことで変身を誤魔化すカナタ、なかなかの策士です。機転の利き方がアスカよりも冴えている気がする。AIが操縦を引き継いでくれるというのは奇しくもガイア要素でもありますね。スフィア襲来中は近距離でないと2機同時展開はできないようですが、通常の怪獣相手ならHANE2に任せてもどうにかなりそうです。基地とホーク内、二体のHANE2がいるってことですよね、僕の家にも一体くらい欲しいところです。

時に厳しく、時に優しく。

スフィアゴモラ。スフィアだけが集まって怪獣になるスフィアザウルスみたいなのはレアケースみたいで、根本的にはダイナの時のように身体を乗っ取ってくる嫌な奴です。最近ジョンスン島を捨て日本に住み着いてるゴモラくんもその被害にあいます。ダイナって意外とスフィア合成獣の登場回数は少ないので、案外デッカーの方が出てくるかもしれませんね。こうして大幅なアレンジが加えられているのを見ると色んな怪獣をスフィア化して登場してほしくなってくる。とか言ってたらウルサマにスフィアエレキングとスフィアゼットンが登場しました。アトラクの改造みたいなので本編には出なさそうですね。その姿はつべの動画で確認できるので現場に赴けない人も見てみてね。兎角スカルゴモラを改造したであろうガタイの良い禍々しいゴモラ。地球産の怪獣が外来の生命体に改造されたり乗っ取られたりするのはなんだか心苦しいですね、コスモスだったら救えるのでしょうか。

防衛隊戦闘機、最高。

ウルトラマンデッカー ストロングタイプ。襟がついた上品なパワータイプキャラです。左腕にのみ装着されたアーマーも含めて非常にクールで一目惚れしてしまった形態でもあります。胸のプロテクターがタイプごとに変化するのもデッカーの面白いところですね。サンダーブレスター以降筋骨隆々なウルトラマンが模索されていましたが(オーブのパワー形態はサンブレじゃなくてバーンマイトです)、ムキムキなタイタス、現実的な筋肉を備えたベータスマッシュときて一旦極限値まで辿り着いてしまっていたような感覚があったのでこうした品のある姿に纏めてくれたのは嬉しいなぁ。原典のダイナストロングより炎属性な印象は強められており、変身バンクが超ド派手で見応え抜群。こりゃ一年の最推しは決まってしまったかもな。

至高のカット。

今回の見どころと言ったらやはりデッカーと人間の連携でしょう。人間たちはできることに全力で向き合い、作戦を遂行する。どうしても届かない生命があるときデッカーの力が舞い降りる。ウルトラマンの根底にあるテーマではありますが、だからこそ燃えるというもの。まさか三話という超序盤でウルトラマンと防衛隊が並び立つ理想の場面が描かれるとは思っていませんでしたね……。いつかここにディメンション怪獣が加えられたりするのかもしれません。決して防衛隊至上主義であるというようなことはないのですが、それはそれとしてこうして復権してくると嬉しくてたまらないものです。まあ俺はどんなウルトラマンでも頭から尻まで愛し尽くすけどね。

 

世界観の地固めという点で1~3話はかなり堅実にやってきたと思います。変身に一話、防衛隊加入に一話、パイロット決めに一話をかけるような作劇のウルトラマン、なかなかレアですよ。空前絶後といってしまっても過言ではないと思います。だからこそ四話以降がどう遊んでいくのか、気になっちゃいますよね。ウルトラといえばバラエティ豊かな横軸回だと思っているので真面目さをどれだけかなぐり捨てて暴れまわることができるのかめっちゃ期待しています。


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