新たな力で──悪魔を討つ!#8『悪魔を討て!』
書くぜ書くぜ、ウルトラマン好きなので。
『ウルトラマンタイガ』
第8話『悪魔を討て!』
所謂パワーアップ回です。例年より早く感じる人もいるかもしれませんが、ゼロビヨンドやオーブダークと同じ枠ですからそうでもないんです。これまでもサンダーブレスターとかマグニフィセントあったしね、そんな感じでしょう。
アバンは前回のあらすじ。テンポの良さが好きです。
ナイトファングとの戦いからスタート。満を持してブルレットを使用、アクアブラスターを放ちますが当然のように効きません。
清々しく晴れの中で立ちすくむタイガがやたらかっこいいんですけど君敵を逃がしてるからね? こういうのは撃破したときにどや顔でやりましょう。
で、本編。
ナイトファングの解説とか不幸をもたらしちゃう藍の話とかエトセトラ。とりあえずE.G.I.S.に帰ります。古文書から記事を取り出してナイトファングを探りますがこれもしかして太平風土記だったりしない? あの何でも書いてあるウルトラ式Wikipedia。
街中に降り立つナイトファングは人々に悪夢を見せ絶望のエネルギーを貪ります。ピリカがいなければタイガが終了してました、感謝しましょう。
ここで見せられる悪夢が秀逸です。
ヒロユキはチビスケ、カナはセミ少女、ホマレはヴォルク。これまでに描かれたエピソードがこういう形で回収されるのには驚きました。藍は学生時代の苦い過去を引っ張り出されたようです。不幸をもたらす力というのはこういうことなのでしょう。ピリカが悪夢を見ていたら第5話のことが想起されたのかもしれませんね。
しかしピリカはまじまじに優秀です。反対の波長で打ち消すことでみんなを現実に引き戻します。天才か? 戻ったら珈琲とか飲んでたしみんな割と冷静で凄いと思うな。そして賢者として猛威を振るうタイタスさん、ナイトファングのことを知っているらしいです。
ガッツリ物理干渉して肩の上でスクワットするタイタス。なんだお前。
ここでちょっと感動したのがカナのスタンス。依頼人に危険なことはさせられないが、自分から動くというなら邪魔はできない。カナさん誰より強いと思う。
周囲に波長を流し人々を悪夢から救うE.G.I.S.。民間企業にそれだけの権限あるわけないけどこれがいい! 人ができることをやる、ウルトラの真髄です。
そして変身、バディゴー!!
しかしナイトファングは強い! タイガにすら悪夢を見せてきます。
流石に音波もタイガには届かない。悲しいね。
そこで立ち上がるのが藍。自分のできることを考え、みんなを守るために決めるぜ覚悟。
ナイトファングに眠る地球的エネルギーを眠り起こす藍。嫌味っぽくライブ配信のお誘いをするホマレ先輩ですがスルーされたせいでなんかプレミっぽくなって面白い。
藍に向かって放たれたナイトファングの攻撃を弾いたのは地球のエネルギー。藍はそれをタイガに託します。地球はウルトラマンの星、みんなで共に戦うのです!
太陽と地球の力、フォトンアースへ変身!
ナイトファングの攻撃をものともしない黄金の鎧。超闘士が如く発達した角が眩しく輝きます。あのスーツでもなかなかアクティブに動けるんですね、感動。
オーロラに包まれて放つ必殺光線がナイトファングを貫き、撃破。気持ちの良い勝利でしたが直後に気持ちの悪い奴が来ます。
はい、トレギアです。ちょっかい出さないと死んでしまうのですこの仮面野郎は。
しかしタイガは強くなりました、トレギアに負けているだけではありません。
トレギアはタイガの成長を確認すると妖しく笑い撤退。普通に一度爆死させたウルトラマンジードは何者なんだ。タイガは藍を一瞥すると空へ帰ります。
心を入れ替えた藍。配信自体はやめないが、迷惑行為はやめるらしいです。本当か?
藍にはタイガたちがなんとなく見えているらしく、牛と言われてキレるタイガで終わり。
活躍するE.G.I.S.が最高でしたね! ああやってみんなで戦うのが好きなので大満足でしたし、トレギアに肉薄できるようになったフォトンアースも良かったです。成長した精神性によって力を正しい方向に使えるようになった藍もこれから頑張ってほしいと思います。再登場しても面白いかもね。
噂ではフォトンアースよりタイタスの方が握力とか腕力あるらしいですね、タイガ泣くぞ。
というわけでホマレの過去に迫る次回第9話『それぞれの今』。マガジャッパの原種と思わしきマジャッパが出ます! 楽しみや!!
はいボイスドラマ。今回は凄くライト。
フォトンアースの力に嫉妬する馬鹿二人が拗ねるだけの話です。主人公がタイガなんだからしゃーないやろ!!! ウルトラマンナイスが不意に話題になるのが笑えます。全オタクを救済しようとしているのかこいつらは。