何もかも、今に始まったことじゃない。

ウルトラマン好き。めっちゃ好き。

ゲント隊長の一番怖いモノって……なんですか?#16『恐怖は地底より』

ちょっと時間ができたので書いていきましょう。

時間がねーーーのよ最近マジで。

今年は例年以上に遅れ気味で申し訳ない。

今もなんとかしがみつきながら書いている状態です。

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ウルトラマンブレーザー

第16話『恐怖は地底より』

こころなしか影絵まで暗め。

縦軸寄りの横軸エピソード! デルタンダル回に近い形でしたね。

穴を覗くと自分の嫌いなものが蠢いているという最悪中の最悪みたいな幻覚を見せる怪獣でした。蛸がうねうねしてるの普通にキモいでしょう。近年で言うと、エタルガーやトリガーのゴルバーⅡなどがそれに近いことをしていましたね(ゴルバーというよりはキリエル人かな。あちらは逆に良い幻覚を見せていました)。

この番組の非常に誠実だな~と思うポイントはAI相手にもキチンとコミュニケーションをとっていこう!というテーマの一貫性を感じるところです。今回アースガロンを制御するAIが出てきたわけですが、そんな彼ともしっかり話し合う。話し合うことで理解しあえる。そんな気真面目さが僕は大好きです。

超パワフル。

幻覚を見せる敵というのはレギュラーキャラクターのパーソナルな部分を描写するのに丁度いいですから、今回で言うとテルアキがおはぎ苦手だったり、アンリのタガヌラーやヤスノブのカナン星人など、細かい描写が光ります。特にエミが自分を恐れているという表現は初代マンの巨大フジ隊員のオマージュになっていながらシリアスな展開も両立できていましたから本当に上手いやり方でした。ゲントが恐れているのは仲間の死……というのもベタながら本当にいいですね。心の底から恐れてはいるけれど、でもそれを覆すためにウルトラマンとして戦っている。切なくも熱い素敵な作劇でした。隊員たちへの愛情みたいなものも垣間見えてすっごく好きだ……。家族の死より上ってことになるのはどうなのでしょうね。人によって解釈がわかれるところかなぁと思います。

ウルトラマンが視力を閉ざしたときは暗くなる。初代の頃からの描写です。

怪獣が徐々に強敵になってきたのを感じます。これまでは序列などない感じがしていたのですが、セカンドウェイブ以降の怪獣は明確に強い。宇宙怪獣の襲来により地球に眠る怪獣たちも強くなっているのだとしたらすっごく面白いですよね。今回のモグージョンはモグラモチーフの怪獣とは思えないほどのフレキシブルさで大暴れしてくれました。モグラとイリュージョンを掛け合わせた名前なのかな? 名前といい見た目といいかなり帰マン~80期怪獣のような趣を感じてゾッコンでしたね。よくわからん方法で空を飛ぶし、自分の能力を熟知しているからこそできるフェイントを使ってきました。超強敵。レインボー光輪もすっかり弾かれるようになってしまいかなり寂しいです。ニュージェネで武器が登場して以降光線技が使われなくなるのって結構あって切ないなぁ……なんて思っていたのですが、ブレーザーはそもそも使ってるのが光線技じゃなくてスパイラルバレードなのであまり気にならない。非常にグッドです。


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かつて倒したはずの怪獣たちが姿を見せる。

ザンギルと名乗る男は、ゲントにとある話を持ち掛ける──。

次回『さすらいのザンギル』